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Art Lande, Jan Garbarek。ECMの傑作アルバム。オススメ&イチオシ。
今日は少し趣きを変えて。まあ何でも聴くんで。 【No.421】 ・Art Lande/Jan Garbarek:Red Lanta (1974) ECMは好きなレーベルです。本作は、ピアノとフルート・サックスのデュオによる美しい音楽が聴けるECMらしい作品として知られていますね。今なら安易にヒーリングミュージック(嫌いな言葉です)と言われかねない曲もありますが、録音されたのは1973年。さすがECMといったところ。本作が発表された当時、どういう反響があったのか分かりませんが、普通の(例えば4ビートばかり聴いている)ジャズファンよりは、プログレやワールドミュージック、クラシックが好きな人の方が馴染みやすい音のように感じますね。ジャズ・クラシック・民族音楽等をミックスした独自の音楽性、Jan Garbarekのフルート・サックスとArt Landeのピアノによって生み出される透明感のあるサウンドと静寂のバランスが素晴らしいです。全曲Art Landeによるオリジナル。情景や絵画を想起させる音楽です。ECMは、現在でもマイナー調で内省的な雰囲気を持つ作品が多いですが、本作はECMらしさを持ちながらも比較的聴きやすいアルバムだと思います(ジャケも明るいですね)。「Quintennaissance」、「Velvet」、「Waltz For A」、「Awakening-Midweek」、「Open Return」等好きな曲は多いです。HMV等で全曲試聴できます。輸入盤で入手可能。加工されすぎた音楽・ゆらぎのない単調なサウンドが目立つ現在においては、録音から30年以上の歳月を経ていても、本作の内容は十分なインパクトを持っていると思います。名盤。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.11 11:26:21
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