Paul Gonsalves。ジャズ。UK時代の傑作アルバム。イチオシです。
【No.437】
・Paul Gonsalves:Humming Bird (1970)
Paul Gonsalvesは、アメリカのテナーサックス奏者ですが、60年代から活動拠点を欧州に移し、主にUKのレーベルに作品を残しています。本作はUK時代にDeramからリリースした作品。Paul Gonsalvesは名前のみ知っていましたが、これは試聴なしでジャケの良さで買った作品です。いかにも傑作の雰囲気が漂ってますし、買いたくなりますよね。この人はクラブジャズシーンでもサンプリングされたり、コンピに収録されたりしてます。本作には、Benny Goodman(dr)、Kenny Wheeler (tp)、Stan Tracey(p)が参加。一部Stan Traceyのオリジナルを含みますが、大半がカバーとジャズスタンダード。でもこのアルバムの選曲は渋すぎです。特にボッサテイストの「Humming Bird」や「Almost You」といった曲が素晴らしいですね。この辺は凄く好みです。特に「Almost You」はドラムの打ってる感じがクラブジャズとしてウケそう。ファンキーな「Sticks」もグルーヴィーでカッコいいですし、スタンダード等の他の曲も良い仕上がり。全体の雰囲気・サウンドも素敵で、私の愛聴盤になってます。ジャズが好きなら買って損はないと思いますね。HMV等で全曲
試聴可能。2005年にCD化されており、輸入盤で今でも入手できます。ヴォーカルはないですが、クラブジャズ The Five Corners Quintet【No.134】あたりが好きな人もOKかもしれません。是非聴いてみて下さい。