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カテゴリ:Rock
Larry Coryell。Vanguard時代のロック色濃い作品。レアグルーヴ。
ジャズロックと言われることも多いですが、ロックに入れておきます。 【No.438】 ・Larry Coryell:Coryell (1969) Larry Coryellと言えば、一般的にはジャズロック・クロスオーバー系のギタリストというイメージが強いと思いますが、Vanguardの本作あたりは代表作とは言えないものの、サイケでロック色が濃いグルーヴィーな作品として知られています。レアグルーヴ。本作はサンプリングネタにもなっていますね。ディストーションのかかったギターをはじめ、アルバムのサウンドはジャズロックというよりはハードロックと言っていいほど。60年代後半から70年初期という混沌で刺激的な時代を反映した作品ですね。本作での彼のギターは、この時代のロックが好きな人にもカッコいいと感じられると思います。しかし個人的に本作の一番のポイントはリズムセクションだと思いますね。これがあるからCoryellのギターも生かされているという感じです。リズムセクションにはBernard Purdie(dr)、Chuck Raney(b)、Ron Carter(b)が参加。特にBernard Purdieの存在感が凄いですね。やたらと手数が多いだけのジャズロックドラマーとの格の違いを感じさせてくれます。相変わらず骨太でタイト・うねるようなグルーヴが素晴らしいですね。インストばかりではなく「Sex」、「Beautiful Wpman」、「No One Really Knows」ではCoryellのヴォーカル入り。特に「The Jam With Albert」と「Morning Sickness」がグルーヴィーですが、「Sex」、「Beautiful Woman」、「No One Really Knows」あたりも好きですね。アルバムトータルとしても良い出来だと思います。レアグルーヴが好きな人や、この時代のロックが好きな人にはオススメできる内容。2001年に日本盤でCD化されてますが残念ながら現在は廃盤ですので、安く見つけたらチェックしてみて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.29 22:36:37
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