Freddie Redd。ピアノトリオでの傑作アルバム。オススメです。
【No.446】
・Freddie Redd:Straight Ahead!(1977)
Freddie Reddは一般に凄く有名というほどでもありませんが、日本では人気のジャズピアニスト。Blue Noteの「Music From The Connection」をはじめ、リーダー作は多いとは言えないものの良い作品を残しています。今回は日本のInter Playからリリースされていた作品を紹介。ピアノトリオ作品として評価の高いアルバムで、お気に入りの一枚です。これはジャケ買いした記憶がありますね。Freddie Reddは凄くバランスの良いピアニストという印象です。抽象的な形容ですが懐が深い感じがしますし、日本人好みの哀愁のある旋律とオリジナル曲の良さなど好きな点は多いですね。特にピアノトリオ作品である本作は、そういった面がよく出ていると思います。どの曲もテンションの高い演奏で、アルバムの構成にもメリハリがあって飽きません。7曲収録しており、スタンダードの「'Round About Midnight」、Bud Powell「I'll Keep Loving You」を除く5曲がオリジナル。特に、哀愁漂うメロディーが素晴らしい「Play Piano Play」がオススメですが、同様な「I'll Keep Loving You」も良い出来。ノリのいい「Straight Ahead」「Waltzing In」「On Time」「Brazilliana」も楽しいですし、定番の「'Round About Midnight」も良いです。リズムセクションのHenry Franklin(b)とCarl Burnett(dr)のパワフルでグルーヴィーな演奏も気に入っています。ジャズピアノが好きな人はチェックして損はないカッコいいアルバム。日本盤で発売されています。Freddie Reddのピアノトリオ作品では「Under Paris Skies」もオススメですので、気に入った方は聴いてみて下さい。