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Jazzanovaによる旧東ドイツのジャズコンピ。クールでカッコいいです。イチオシ。
あとJazzanova関連のコンピについても少し紹介。 【No.453】 ・V.A.:Formation 60 (1999) Jazzanovaによる欧州ジャズコンピは、現在までに多数発売されています。90年代後半にはCompost傘下のJCR(Jazzanova Compost Records)から、以前紹介したポリッシュ・ジャズコンピ「Go Right」【No.118】の他に、旧東ドイツのジャズをコンパイルした本作が発売されていますし、その後はSonar Kollektivレーベルから旧西ドイツのジャズコンピ「Forum West」と「Focus Jazz」、ルーマニアのジャズコンピ「Romanian Jazz」が発売されています。どれもクラブジャズ的な視点で選曲されていますが、ハードバップやモーダルジャズも多く、普通の(?)欧州ジャズファンでも楽しめる内容になっています。今回紹介する旧東ドイツのコンピは、国営レーベルであるAmigaに残されたジャズをコンパイルしたもの。当然レア音源。丁度90年代後半は、クラブジャズとして、従来レアグルーヴの主流であったジャズファンクやジャズロック・クロスオーバーものに加えて、こういった欧州ジャズが注目され始めた時期だったと記憶しています。10曲収録されていますが捨て曲はありません。ハードバップが多く、アップテンポのナンバーが大半で、クールでカッコいいジャズばかり。好きなコンピですね。ただ昔のレアグルーヴの中心であったファンキーなグルーヴを期待している人や、ジャズが全くダメな人には向いていないかもしれません。収録されているのは、Manfred-Ludwig-Sextett、Toby Fichelscher & Gunter Wilk、Michael Fritzen-Quartett、Orchester Klaus Lenz、Volkmar Schmidt-Combo、Theo Schumann Combo、Werner Pfuller-Quintett、Modern Jazz Big Band 65の計8グループ(綴り間違ってそう・・・)。JCR時代のコンピは廃盤ですので、安く見つけたらチェックしてみて下さい。Sonar Kollektivレーベルから出ているコンピは現在でも入手可能。このカッコいいジャケには、本コンピに「Karawane」が収録されているTheo Schumann ComboのEPが使用されています。これもクールですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.18 22:21:16
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