Billy Wooten。79年のアルバム。ジャズレアグルーヴ。良いです。
【No.462】
・Billy Wooten And Special Friends:In This World (1979)
Billy Wootenはヴィブラフォン奏者で、関連する作品として、ジャズファンク名盤として知られるThe Wooden Glass featuring Billy Wooten「Live」【No.106】や、Nineteenth Whole「Smilin'」【No.185】を過去紹介済。Grant Greenの後期ジャズファンク作品(リイシューしてほしいです・・・)に参加していたり、レアグルーヴでは有名な人物ですね。本作もレアグルーヴとして知られる作品ですが、先のアルバムで聴けるような熱いジャズファンクとは異なり、クロスオーバー・フュージョン色が濃く、ラテン・フレイヴァーの爽やかなサウンド・グルーヴが特徴で、「Live」とは違った魅力を持った作品です。ヴィブラフォンはラテンと相性がいいですし、79年という時代を考えると、こういう方向性になったのも分かる気がしますね。本作では、コテコテなジャズファンクで知られるFunk, Inc.のSteve Weakley(g)をフィーチャー。正直ギターに関しては無難にまとめているという感じで、あまり印象に残りませんが、浮遊感のあるBilly Wootenのヴィブラフォンの響きは相変わらずイイ感じです。曲としては、「Chicango」、「Times Of Your Life」、「Crown Royale」といったインストも良いですが、特にヴォーカル入りの「Dancing And Singing」、「Summerlight」、「In This World」がオススメです。HMVで全曲
試聴可能。天気のいい休日向けといった雰囲気で好きですね。良い作品ですが、やはり「Live」の出来には及ばないので、Billy Wootenを聴いたことがない方には、「Live」をオススメします。