Bill Mays。ピアノトリオ作品。オススメです。
【No.475】
・Bill Mays Trio:Summer Sketches (2001)
Bill Maysはジャズファンを除くと知名度が低いと思いますが、60年代から活動しているベテランピアニスト。数々の大物ジャズミュージシャンとも共演していたようですが、リーダー作を出すようになったのは遅かったようです。本作はピアノトリオ作品で、アルバムタイトルどおりテーマは夏。曲のタイトルの殆どにSummer(曲によってはAugust)が付けられてますし、アルバムトップの「Summer Night」の冒頭では虫が鳴いています。季節外れな紹介ですが、CD自体は年中聴ける感じなのでいいかと・・・。これもピアノトリオというのとジャケで買ったもの。こういった絵に紙ジャケ仕様というのは凄く合っていますね。ブルーとイエローの淡い色使いがイイです。内容も色んな夏を感じさせてくれるもの。初夏であったり晩夏であったり、昼であったり夜であったり・・・。Bill MaysはSarah VaughanやAl Jarreauとも一緒にやっていたようですが、歌伴を経た人のピアノって、この人に限らず歌心があって曲の聴かせ所をおさえている人が多い気がします(なんとなくですけども)。メロディアスで美しいピアノが印象的。HMVで全曲
試聴可能。曲としては、「Summer Night」、「Estate」、「Indian Summer」、「Summer Sketch」、「Early August」、「The Things We Did Last Summer」、「Summer Serenade」、「Once Upon A Summertime」が好き。殆ど全てですね。全体に爽やかな雰囲気ですが、時に哀愁を感じさせてくれる点やチョットした遊び心があるのもいいです。輸入盤。