Lee Morgan。よく聴く作品です。オススメ。
【No.492】
・Lee Morgan:Leeway (1960)
Lee Morganは「The Sidewinder」のヒットで知られるトランペット奏者で、33歳という短い生涯の中でリーダー作及び参加作品において数多くの傑作を残しています。リーダー作ではBlue Noteにおける「The Sidewinder」や「Candy」「The Rumproller」といった作品が有名だと思います。18歳でリーダー作を発表し、天才とも言われた人ですが、そういった人の例にもれず悲劇的な最後でした(射殺・・・)。【No.490】で紹介したようにJazz Messengersに在籍していたこともあります。その他、スピリチュアルな作品「The Last Session」もクラブジャズで注目されていた気がしますね。今回は前述の作品をスルーして、別のお気に入りを紹介。この作品も非常に良い出来です。ハードバップ。メンバーはArt Blakey (ds)、Bobby Timmons(p)、Jackie Mclean (sax)、Paul Chambers(b)という凄い顔ぶれ。これで悪いわけがないという感じです。全4曲と長い曲が多いのですが、退屈することはありません。ミドルテンポの曲が中心ですが、実に味わい深いアルバムです。各メンバーの演奏、特にLee MorganとJackie Mclean、Bobby Timmonsが良いと思います。全体に少し哀愁感が漂っている感じも素敵ですね。メロディアスな「These Are Soulful Days」、スモーキーな「The Lion And The Wolff」、ブルージーなテーマがカッコいい「Midtown Blues」、クールでグルーヴィーな「Nakatini Suite」と、どれも良い出来。それにしても、ジャズを言葉にするのって難しいですね。下手な形容で申し訳ないです。HMVで全曲
試聴できますのでソチラでどうぞ。傑作が多いので、他の作品も聴いてみることをオススメします。