Art Taylor。ハードバップ。好きな一枚。オススメ。
【No.493】
・Art Taylor:A.T.'s Delight (1960)
Art(Arthur) Taylorはジャズドラマーとして有名で、リーダー作以外にも多くの傑作に参加しています。一般的には、Bud Powell(p)の諸作品、特に「The Scene Changes」あたりが有名かもしれませんね。本ブログで紹介したアルバムだとTina Brooksの傑作「True Blue」【No.404】もそうです。本作はBlue Noteでのアルバムで、ジャケと内容が良い一枚として人気のある作品。ハードバップです。クラブジャズでも注目されていた一枚だと思いますね。Bud Powellの作品と同様に、ベースはPaul Chambers。息のあったグルーヴを聴かせてくれます。他のメンバーは、Dave Burns(tp)、Stanley Turrentine(ts)、Wynton Kelly(p)、Carlos 'Patato' Valdes(conga)。どの曲もノリが良く好きな曲ばかりですが、冒頭の「Syeeda's Song Flute」、「Move」、「Cookoo And Fungi」がイチオシです。特に疾走感のある「Move」が非常にカッコいいですね。「Move」や「Cookoo And Fungi」等で聴けるCarlos 'Patato' ValdesのCongaが凄く印象的。Wynton Kellyのツボをおさえたピアノもいい感じ。アルバム全体に漂うクールな雰囲気も気に入っています。HMV等で全曲
試聴可能。日本盤も出ていましたが、昨年、リマスター盤が輸入盤で発売されてますので、そちらの方がいいかもしれません。と言いつつ聴き比べてないので音が良くなっているのか不明・・・。良い作品なので、ハードバップやクラブジャズが好きな人はチェックしてみて下さい。