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Eugene Maslov。久しぶりにジャズピアノ。欧州ジャズピアノの傑作だと思います。
気分を変えたい時にイチオシな作品。 【No.503】 ・Eugene Maslov:Autumn In New England (1994) Eugene Maslovはロシアのジャズピアニストで、ピアノファンには比較的知られた存在かもしれません。本作は、94年に発売(録音は92年)されたらしいのですが、しばらく廃盤で昨年やっと再販されたアルバムです。私も昨年購入しました。不勉強で他の作品は持っておらず、詳しいコメントは出来ません。スミマセン。気になる方は、他で検索願います。再販に際してジャケが変更になってますが、個人的には再販盤の方が好きですね。全体的に、欧州らしくクールですが、冷たい印象はありません。むしろ温かいですね。選曲にもよるのでしょうけど、爽やかな印象も受けます。いつでも聴ける感じです。もちろん、バックのドラムやベース含め、現在(といっても90年代当時)らしい感覚もしっかり盛り込まれています。スタンダードやBill Evans、Chick Coreaのカバーと、オリジナル曲を収録していますが、全体的に美しい旋律を持った曲が多く聴きやすい。Bill Evansが好きな人は気に入るタイプの作品だと思います。ミディアムからアップテンポのナンバーまで多彩な内容で、アルバムの構成にもメリハリがあり飽きません。「Old Folks」、「All Of You」、「My Bells」、「I Love You」、「Windows」、「Blame It On My Youth」、痛快なオリジナル「Let's Start Smoking Again」など好きな曲ばかり。捨て曲はありません。Eugene Maslovを知らなくてもジャズピアノが好きなら買って損のない作品でしょう。凄く上品で流麗なピアノが印象的に残りますし、バラードにおける繊細で奥行きのある演奏もいいです。HMVで全曲試聴可能ですので、曲毎の詳細な紹介は省略します。昨年買ったジャズピアノ作品では、気に入っている作品の一つで、よく聴いてます。心地よいですよ。大手レーベルからの発売ではないので、気に入った方は今のうちに購入されることをオススメします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.08 10:12:48
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