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Buddy Rich。ビッグバンドジャズ。
Buddy Richは何回か紹介していますが、これもカッコいい作品です。 【No.504】 ・The Buddy Rich Big Band:Mercy, Mercy (1968) Buddy Richは過去「Big Swing Face」【No.305】や70年代のファンキーな作品「Big Band Machine」「The Roar Of '74」【No.217.218】を紹介しています。ジャズ界屈指のドラマーとして知られていますが、自身が率いたビッグバンドでの作品群も傑作揃い。どうも日本ではビッグバンドジャズが評価されない傾向があるように感じますが、エンターテイメントとして優れたものが少なくないですし、実際こういった大人数の編成で作品を何作も残すのは大変なことです。もっとBuddy Richの功績は称えられるべきという個人的な思いから、好きな作品を追加で紹介することにしました。この時期のビッグバンド作品は、先の「Big Swing Face」、本作、「Swingin' New Big Band」(未紹介)が有名だと思います。70年代の作品もレアグルーヴが好きなら必聴ですね。本作はCaesar's Palaceでのライヴ録音で、Art Pepper【No.261,354】やDon Menzaといった有名どころが参加。Buddy Richのドラムを中心に生み出されるファンキーなグルーヴ、ビッグバンドならではの厚みのあるサウンド・アンサンブルに加え、Art PepperやDon Menzaのソロも楽しる傑作アルバムに仕上がっています。Walt Namuth(g)の演奏も好きですね。全体的に熱い演奏で躍動感があるのもイイ感じ。どの曲も良いですが、特に13分近くの大作「Channel One Suite」が聴き所。他ではファンキーな「Mercy, Mercy, Mercy」、「Preach And Teach」、「Big Mama Cass」、「Goodbye Yesterday」、「Ode To Billie Joe」、Bacharackの定番「Alfie」がオススメ。HMV等で全曲試聴可能。お馴染みの曲も多いですが、ビッグバンドで聴くと印象も変わって新鮮です。CD化に際して、当時のLPには未収録だった曲が3曲追加されてます。このボーナストラックでは、Henry Manciniの「Mr. Lucky」や「Chelsea Bridge」が好きですね。とにかく楽しいジャズが聴きたい方にはオススメな一枚です。本作が気に入った方は「Big Swing Face」など既に紹介済のアルバムも是非チェックしてみて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.10 22:18:45
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