Sarah Vaughan。ブラジリアンなジャズヴォーカルアルバム。オススメです。
【No.512】
・Sarah Vaughan:Brazilian Romance (1987)
Sarah Vaughanは大好きなジャズシンガーです。20世紀を代表するシンガーの一人ですし、大半の人がSarah Vaughanの声をどこかで耳にしていると思います。詳細はHMVのバイオを参照下さい。以前に「I Love Brazil」【No.384】というブラジリアンテイストの作品を紹介済みですので、今日はジャズヴォーカルの名盤にしようと思いましたが、今回もブラジリアンな作品になりました(笑)。暖かくなってきたせいかなあ。ブラジル色やインパクトは先の「I Love Brazil」の方が上ですが、本作も好きな作品ですね。Sarah Vaughanの歌やバックのサウンドはライトな仕上がりです。フュージョン色が少し濃いですが、この辺はGeorge Dukeの参加や、ブラジル以外のミュージシャンも多く参加している点、80年代という事も影響しているのかなと思います。とはいえ、それが悪いというわけではなく、全体のサウンドは非常に心地よいです。George Dukeのkeyもいいですし、ストリングスもイイ感じで導入されています。周りを固めるメンバーも凄く、アレンジはDori Caymmi、プロデュースはSergio Mendesというブラジル勢。Milton Nascimentoも参加しており、「Love And Passion」ではデュエットしてます。メンバーからしても悪いはずがないという感じ。曲は殆どがMilton Nascimento、Dori Caymmi、Sergio Mendesによるもの。本作のSarah Vaughanに関しては、パワフルというよりは、しっとりと丁寧に歌いあげている印象を受けます。録音当時は60歳を超えていたと思うのですが、いつの時代もカッコいいですね。ホント凄いです。HMV等で全曲
試聴できます。曲毎の紹介は例によって省略。「So Many Stars」、「Your Smile」など好きな曲多数。Sarah Vaughanについては、他の作品についても機会があれば紹介したいと思います。