Art Blakey & The Jazz Messengers。これも好きなアルバムですね。
【No.527】
・Art Blakey & The Jazz Messengers:Roots And Herbs (1961)
Art BlakeyやJazz MessengersのCDは過去何回か紹介しています。好きなアルバムばかりなので、これからも何作か紹介すると思います(さすがに「Moanin'」はしませんけどね)。これまでは、3管時代の傑作「Free For All」【No.466】や「Mosaic」【No.513】を紹介していますが、本作は、フロントがWayne Shorter(ts)、Lee Morgan(tp)の2管時代の作品。ほぼ同時期に録音された「The Witch Doctor」の方が有名かもしれませんが、今回はコチラを紹介。良い作品なのに、少し目立たない気がしたんで…。Blue Noteのジャケにしては、かなりコテコテなジャケになっており、外見で損をしているかもしれませんが、内容は軽快なハードバップが楽しめる好盤です。全曲Wayne Shorterのオリジナル。私がJazz Messengersが好きな理由の一つにWayne Shorterの存在があります。Wayne Shorterは59年にJazz Messengersに参加しており(アルバムとしては「The Big Beat」から)、本作のようなLee Morganとの2管、Curtis FullerやFreddie Hubbardとの3管時代含め、実質的に音楽監督的な立場でしたから、Shorterなしには、この頃のJazz Messengersはあり得ないですね。HMV等で全曲
試聴可能。一般的に本作がJazz Messengersの代表作とされることはないと思いますが、個人的には外せない一枚。痛快な作品です。「Ping Pong」「Roots And Herbs」「United」「Look At The Birdie」「Master Mind」などグルーヴィーで好きな曲ばかり。Lee Morganもカッコいいですし、オススメな作品です。2管時代の他の作品についても機会があれば紹介したいと思います。