Freddie Hubbardの名盤。お気に入り。必聴盤といったところです。
【No.529】
・Freddie Hubbard:Open Sesame (1960)
Freddie Hubbardは過去Jazz Messengersの作品等で名前は出していましたが、リーダー作を紹介するのは今回が初めて。本作は初リーダー作でBlue Noteから発表されたもの。Freddie Hubbardの代表作の一つですね。Freddie Hubbardは、時代と共に様々なジャズの形に対応していった名トランペッターで、アルバムも結構多いのですが、中でも本作はお気に入りの一枚。ハードバップです。演奏も良いですし、収録されている曲も多彩で、充実した素晴らしいアルバムに仕上がっています。ジャケは若さ・あどけなさを感じさせる微笑ましいものですが、演奏に関しては初リーダー作とは思えない堂々としたもの。あと、本作で注目すべきはTina Brooks(ts)の参加ですね。本作では特にタイトル曲「Open Sesame」が有名ですが、これはTina Brooksのナンバー。印象的な「Gypsy Blue」もそうですね。Tina Brooksに関しては以前に紹介した「True Blue」【No.404】が傑作として有名ですので、コチラも是非聴いてみることをオススメします(Freddie Hubbardも共演してます)。本作では、他にMcCoy Tyner(p)やSam Jones(b)といったミュージシャンが参加。今となってはMcCoy Tynerも有名ですが、Freddie Hubbardだけでなく、Tina BrooksやMcCoy Tynerも当時は若く、それは内容にも反映されている感じ。ストレートで躍動感があります。HMV等で全曲
試聴可能。前述の曲以外では美しい「But Beautiful」やグルーヴィーな「All Or Nothing At All」、Freddie Hubbardのオリジナル「Hub's Nub」が好きですね。ドラムのClifford Jarvisもカッコいいです。欧州などのマニアックなジャズも楽しいですが、本作のようなBlue Noteの定番はジャズの入り口として文句なしにオススメできます。