Sarah Vaughan。ジャズヴォーカルの名盤。必聴ですね。いつ聴いても最高です。
【No.532】
・Sarah Vaughan:Sarah Vaughan (1954)
Sarah Vaughanについては、過去ブラジリアンジャズ作品を2作「I Love Brazil」【No.384】「Brazilian Romance」【No.512】紹介していますが、今回は代表作の一つで、ジャズヴォーカルの名盤を紹介しておきます。大好きなジャズヴォーカリストで、持っているCDも女性ジャズヴォーカリストの中では最多ですね。本作は紹介されることも多く有名な作品なので、ご存知な方も多いと思います。「With Clifford Brown」というタイトルがよく付けられているように、ジャズ史上最高のトランペッターの一人と言われるClifford Brownをフィーチャーした作品。本作録音の1年半後、25歳という若さで亡くなっているのがホント残念です。他にも本ブログで紹介したRoy Haynes(ds)【No.460】やHerbie Mann(fl)、Jimmy Jones(p)など実力のあるミュージシャンが参加。私の書く紹介文を読むよりも実際買って聴いていただくのが一番だと思いますね。素晴らしい作品で愛聴盤です。Sarah VaughanやClifford Brownはモチロンですが、周りのミュージシャンも素敵な演奏を聴かせてくれます。Jimmy Jonesのピアノも良いですし、Herbie Mannのフルートもいいアクセントになっていますね。HMV等で全曲
試聴可能。切ない曲もありますが、聴いていると落ち着くんですよね。歌も演奏も温かく、このアルバムの持つ空気感が凄く好きです。部屋の雰囲気が一変します(モチロン良い感じに…)。貫禄を感じさせつつも、どこかキュートなSarah Vaughanの歌が気に入っています。収録曲では「Lullaby Of Birdland」が本作の中で最も有名だと思いますが(スキャットやRoy Haynesのドラムもカッコいいですね)、この曲だけでなく、続く「April In Paris」など印象に残る曲ばかりで、選曲もいいです。ジャズヴォーカルに興味がなくてもチェックしてみることをオススメしますね。きっと他の作品も聴いてみたくなると思いますよ(名作多し)。Sarah Vaughanについては他の作品についても紹介する予定です。