Lee Morgan。好きなアルバムです。カッコいいですよ。6月に入って2枚目のアップ(遅…)。
【No.535】
・Lee Morgan:Tom Cat (1981, Rec.1964)
Lee Morganは過去「Leeway」【No.492】を紹介済みですので詳細はソチラを参照願います。Jazz Messengers在籍時の作品も「Freedom Rider」【No.531】など何枚か紹介済み。「Leeway」を紹介した際に書いたアルバム以外にも傑作が多い名トランペッターですが、今回紹介する作品は、録音当時お蔵入りになってしまい、81年になって発表された作品。言うまでもなくBlue Noteからのリリース。Art Blakey(ds)、Jackie McLean(as)が参加しているのは先の「Leeway」と同じですが、本作ではCurtis Fuller(tb)が参加しており、フロントだけみると3管編成で、Wayne ShorterがJackie McLeanになったJazz Messengersといったところ。他のメンバーはMcCoy Tyner(p)、Bob Cranshaw(b)ですが、特にMcCoy Tynerの参加が良いアクセントになっていると感じます。Jazz Messengersが好きな私にとっては、かなりツボなアルバムで、お蔵入りだったのが理解できない内容ですね。McCoy Tyner作の「Twilight Mist」とLee Morganのオリジナルを4曲収録。特にLee Morganのオリジナル「Exotique」「Twice Around」は大好きなナンバー。ダンサブルでカッコいいです。Jackie McLeanも良い演奏を聴かせてくれますね。「Riggarmortes」もグルーヴィーでお気に入り。「Twilight Mist」はMcCoy Tynerのピアノが印象的なメロディアスで美しいナンバー。良い曲です。冒頭の「Tom Cat」もチョット変わった雰囲気とファンキーさがイイ感じですし、全体に捨て曲なし・聴き所の多いアルバムになってます。HMVで全曲
試聴できますが、試聴では良さが伝わらないかもしれません。個人的には傑作と言っていい内容だと思いますし、ジャズファンの間でも評価の高いアルバムのようですので、興味のある方はチェックしてみることをオススメします。日本盤は出ていませんが、輸入盤で容易に入手可能。Lee Morganは好きなトランペッターですので、また色々紹介する予定です。