Thad JonesとMel Lewisによるジャズオーケストラアルバム。イチオシです。これは大好きですね。
【No.542】
・Thad Jones-Mel Lewis Jazz Orchestra:Central Park North (1969)
しつこいですが、私はジャズオーケストラ・ビッグバンドものが好きです。ホーンもワンホーンよりは2管・3管の作品が好きなタイプ。本作はThad Jones(flg)とMel Lewis(ds)によるジャズオーケストラアルバム。サド・メル楽団として知られています。本作は代表作の一つ。この二人が組んだ作品は本作以外にもありますので、気に入った方は要チェック。本ブログでも私が持っているものは今後紹介したいと思ってます。サド・メル以外では、Jerome Richardson、Joe Farrell、Richard Davis、Roland Hanna等の実力派ミュージシャンが参加。本作は60年代後半の作品で、オリジナルはSolid Stateからリリース(現在はBlue Noteから発売中)。時代を反映した作品でジャズファンク的な要素が強いのが特徴です。分厚いサウンドも心地よいですね。MPSレーベルのPeter Herborzheimer【No.113,300】や70年代のBuddy Rich【No.217,218】といったファンキーなビッグバンドものが好きな人にはオススメできる内容。グルーヴィーでホーンセクションの切れもいいし、様々な楽器のサウンドも楽しいです。全体に陽気な雰囲気で、爽快なアルバムですね。HMVで全曲
試聴可能。リンク先(HMV)の点数が低いですが、毎度のことながらどうでもいい感じ。個人的にもそうですが、一般的にも傑作アルバムとされています。特に冒頭の「Tow Away Zone」や凝った構成の「Central Park North」がカッコいいジャズファンクで好きですね。この辺りはレアグルーヴでしょう。他にも抑揚のあるアレンジが印象的な「Quietude」や、お決まりのカバーですが「Jive Samba」も良い出来。「The Groove Merchant」「Big Dipper」も楽しいですし、全6曲充実した内容です。本作はジャケに関しても好きなタイプ。ビッグバンドは好き嫌いがあって、ジャズファンでも敬遠している人がいますし、意外に知らない人もいるのではないでしょうか(勝手に決めつけ)。ジャズファンでなくても楽しめる作品ですので、是非チェックしてみて下さい。