Horace Silverの傑作ライヴ。Blue Note連続アップ。
【No.548】
・The Horace Silver Quintet:Doin' The Thing - At The Village Gate (1961)
Horace Silverは、Art Blakeyらと共にハード・バップを支えたアーティストで、「Horace-Scope」など傑作・名盤とされる作品は多いです。また、70年代のファンキーな作品はレアグルーヴとしても注目されていました。本ブログでは、70年代のレアグルーヴ作品「Total Response」【No.79】、Art Blakeyとの名盤「A Night at Birdland, Vol.1」【No.465】、Jazz Messengers時代の「Jazz Messengers」【No.486】を紹介済みです。本作はHorace Silver Quintetとしてのライヴアルバムで、これも傑作とされていますね。編成は、Horace Silver(p)、Blue Mitchell(tp)、Junior Cook(ts)、Gene Taylor(b)、Roy Brooks(ds)。とにかくグルーヴィーなアルバムで、ハード・バップが好きなら必聴と言える内容です。全曲Horace Silverのオリジナルで構成されており、アップテンポでダンサブルな曲が多いのが特徴。アルバムトップの「Filthy McNasty」や続く「Doin' The Thing」や「The Gringo/Cool Eyes」等、スウィング感溢れる演奏が詰まっており実に楽しいです。フロントの2管も良いですが、個人的には、躍動感のあるHorace SilverのピアノとRoy Brooksのドラムが凄く好きですね。ライヴ盤ならではのMCもイイ感じで、良いアクセントになっていると思います。HMVで全曲
試聴可能。CDではボーナストラックが2曲追加され、6曲になっています。全体に熱い演奏で、カッコいいナンバーが多いので、クラブジャズが好きな人もOKでしょう。痛快で楽しいジャズが聴きたい方にオススメです。入手が容易で安いのも嬉しいポイントですね。