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カテゴリ:Soul・Funk・Blues
ノーザン(モダン)ソウルのコンピ紹介。第34弾。シカゴソウルコンピ。Clarence Johnsonプロデュース作品集。
【No.550】 ・V.A.:South Side Soul Survey (2007) Bill Brandon【No.467】、Tony Borders【No.391】(←これは必聴)といった傑作編集盤に続きUK Soulscapeの第3弾として発売されたシカゴソウルコンピ。以前に紹介したRozetta Johnson【No.476】も同レーベルで、そちらは4作目になります。Soulscapeはソウルファンに評価の高いGrapevineレーベルが設立したレーベルで、本作や先の作品以外にも何作かリリースしています(気になる方はチェックしてみて下さい。カタログNo.はSSCD70XX)。この作品のフルタイトルは「Clarence Johnson Presents Chicago's South Side Soul Survey」で、シカゴのプロデューサーClarence Johnsonが手掛けた作品集。68年から79年の音源でシングル盤を集めたもの。22曲収録で未発表を3曲収録。プロデューサーに着目してコンパイルするというのはソウルでは珍しくないですが、複数のレーベルをまたぐ場合が多いため、調査や権利上の問題など大変な気がします。本作の場合は、よくコレだけ集めたなと驚かされますね。流石といった感じ。収録されているのは、The Lovelites、Deniece Chandler、Morris Jefferson、Heaven And Earth、Jesse James、James Bloom、Bobby Jamesなど。The Lovelites、Heaven And EarthあたりはCDも出ていますね。シカゴなんで、大半がノーザン・モダンソウル系。キャッチーで軽快な曲が多いですし、切ないナンバーも良いメロディーを持っています。適度にラフで、洗練され過ぎないサウンドもいいですね。温かい雰囲気が良いです。既に他のCDで聴いたことのある曲もありましたが、気に入っているコンピ。Amazonで試聴可能です。特にJesse James「It's The Last Time Around For Me」は大好きな曲ですね。他にもThe Lovelitesの2曲など、お気に入り多数。印象に残る曲が多く、ポテンシャルは高いと思います。Clarence Johnsonは一般の洋楽ファンには知られていないかもしれませんが、こういう人が70年代ソウルの厚い層を支えていたんでしょうね。そんな事を本コンピを聴いていて感じました。Grapevineのシカゴソウルコンピとしては、有名なプロデューサーCarl DavisのDakarレーベルをコンパイルした「Chicago Soul Survey」【No.116】も紹介済み。こちらも良い出来ですのでチェックしてみることをオススメします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.08.04 22:32:17
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