Louis Van Dijk(ルイス・ヴァン・ダイク)の傑作ピアノトリオアルバム。素敵な一枚です。イチオシ。
【No.553】
・Louis Van Dijk Trio:The Summer Knows (2007)
オランダを代表するジャズ・ヴォーカリストであるAnn Burtonの傑作「Blue Burton」「Ballads & Burton」の歌伴で知られる人気ピアニスト。ジャズが好きな人は、ご存知な方が殆どかと思います。私はAnn Burtonの作品で、この人を知りました。長いキャリアを持つ人ですが、近年では2005年にリリースされたピアノトリオアルバム「Ballads In Blue」の内容が素晴らしく話題になっていたと思います。本作はそれに続く2枚目で、邦題は「おもいでの夏」。期待を裏切らない出来で、演奏・選曲共に絶妙。これも傑作だと思いますね。全体に楽しく爽やかな雰囲気ですが、決して軽すぎない点が流石。ピアノに関しては、まさに職人芸といったところ。余分な音はありません。よく歌っていますし、音も優しく美しいです。選曲が素晴らしく、Ann Burtonの作品で演奏していた曲から、M. Leglandのカバー(4曲)、ジャズスタンダード、有名なF. Laiの「男と女」やL. Bonfaの「黒いオルフェ」など実に幅広いのが嬉しいですね。オリジナルも「Yokohama Waltz」を収録。メロディアスで親しみやすい曲が多いので、そういった作品が好きな方は買いではないかと思います。HMVで全曲
試聴可能。タイトル曲「The Summer Knows」など凄く好きな曲が多く、最近の愛聴盤になっています。リラックスしたい時によく聴いてますね。日本盤で少し値段は高いですが、その価値はあると思いますよ。ジャズが初めてな方にもオススメできる作品。先の「Ballads In Blue」も良いので、是非聴いてみて下さい(こちらはジャケがイマイチですが…)。