George Benson。ジャズギターアルバム。楽しい一枚ですね。
【No.563】
・The George Benson Quartet:The George Benson Cookbook (1967)
George Bensonは今までフュージョン期の作品を紹介しています【No.334, 538】。一般には、70年代中頃以降が注目されがちですが、ジャズギター作品も当然ありまして良い作品が残されています。初期のBensonはBrother Jack McDuff(org)のグループに在籍。その後リーダー作を残すようになります。本作はA&MやCTI、Warner Bros.でヒットを連発する以前のColumbia在籍時の2作目。人気のあるアルバムです。後に共演しレアグルーヴ名盤「Live At Club Mozambique」【No.41】を残すLonnie Smith(org)が参加しています。全体に明るい雰囲気で、初めての方でも聴きやすい作品だと思いますね。「The Cooker」や「Benny's Back」はアップテンポのグルーヴィーなナンバーでカッコいいですし、「Bossa Rocka」「All Of Me」など楽しい曲が多いです。HMVで全曲
試聴可能。ジャズを弾いてもBensonの心地よさは健在。また得意の歌も「All Of Me」で披露しています。リンク先が廃盤になっていますが、輸入盤で入手可能。CD化に際して、ボーナストラックが4曲追加されており、そのうち「Let Them Talk」は未発表曲。コレもBensonのヴォーカル入りです。こういう曲を聴いていると、後のBensonの方向性も納得できますね。Bensonのジャズギターアルバム(フュージョンではない)は、まだ好きな作品がありますので、別の機会に紹介したいと思います。