Billy Cobham。ジャズロック。久しぶりに聴いてみました。
【No.564】
・Billy Cobham:Crosswinds (1974)
Billy Cobhamについては、傑作アルバム「Shabazz」【No.21】をブログ初期に紹介済み。今まで何回か他のアーティストのアルバム紹介でも登場していると思いますが、John Mclaughlin(g)と結成したグループ:Mahavishnu Orchestraのドラマーと言えば分りやすいでしょうか。手数が多いドラマーで凄いテクニシャンですが、この人は作曲面の才能も素晴らしく、ドラマーとは思えないほどリーダー作は優れたものが多いです。そのあたりを感じ取れる作品の一つが本作あたりではないかと思いますね。レアグルーヴとしても注目されていた作品です。この頃のリーダー作は、どれも豪華メンバーが参加していることで有名。本作にもRandy Brecker、Michael Brecker、George Duke、John Abercrombieが参加。とはいえ、やはり彼等をまとめあげるBilly Cobhamが凄いです。実際、全曲彼のオリジナルですし、プロデュース・アレンジまでやってますからね。ドラムがカッコいいのは相変わらず。本作では冒頭の4曲で構成される組曲「Spanish Moss "A Sound Portrait"」が良い出来。ファンキーな「The Pleasant Pheasant」もグルーヴィーでカッコいいですし、穏やかで浮遊感のある「Heather」も好きですね。George Dukeがイイ仕事してます。HMVで全曲
試聴可能。ジャケもカッコよく気に入っています。実はコレ、実家にLPで昔からあったんですよね。誰が買ったのか謎なんですが…。