Sammy Davis, Jr.の名盤。イチオシです。秋や夏の終わりに聴くとはまる感じでしょうか。
【No.571】
・Sammy Davis, Jr.:Sammy Davis, Jr. Sings Laurindo Almeida Plays (1966)
Sammy Davis Jr.というと、歌って踊れるヴォーカリスト・エンターテナーというイメージを勝手に抱いていたのですが、本作はいい意味で予想外だった作品で、とても印象に残っている一枚です。簡単に言うと、非常に味わい深く渋い作品ですね。タイトルどおりLaurindo Almeida(g)とのデュオアルバム。Laurindo Almeidaはブラジリアンなリーダー作を多く残しているギタリストで「Guitar From Ipanema」なんかは洒落たジャケで有名ですね。ブラジリアンテイストのAlmeidaのギターと丁寧なSammy Davis Jr.の歌が素晴らしいです。二人の相性もバッチリ。HMVで全曲
試聴可能。音もいいですし、落ち着きたい時によく聴く作品です。ジャズスタンダードが多く、大半がどこかで耳にしたナンバーばかりですが、ギターとのデュオというシンプルな編成による本作は、何ともいえない哀愁・サウダーヂ感に満ちています。Sammy Davis Jr.の歌の上手さが堪能できる一枚ではないかと思いますね。ジャケも素敵で、本作の内容とピッタリ合っています。古い作品ですが、ずっと聴き続けられる作品でしょう。リンク先のHMVで「ゆるゆるとした感性」なんて書かれてますがチョット安直な気が…。穏やかな作風ではありますが、実に研ぎ澄まされた歌と演奏だと思います。是非チェックしてみることをオススメします。Sammy Davis Jr.の作品は、また近いうちに紹介する予定。