Sammy Davis, Jr.とBuddy Rich Big Bandによるライヴを紹介。オススメです。
【No.572】
・Sammy Davis, Jr. Buddy Rich:The Sounds Of '66 (1966)
Buddy Rich率いるビッグバンドをバックに熱唱するSammy Davis Jr.…。私なんかは、この組み合わせで買いって感じです。二人とも好きなアーティストですし、とにかく楽しそうなのが理由。しかも、この時期のBuddy Rich Big Bandは充実しており傑作を多く残してますからね。共演盤とくれば期待できます。本作はラス・ヴェガスでのライヴアルバム。先に紹介した「Sammy Davis, Jr. Sings Laurindo Almeida Plays」とは異なる作風で、コチラは、まさにショーって感じですね(まあ実際ショーなんですけどね)。Sammy Davis Jr.のエンターテナーとしての一面が強く出た作品で、バックのBuddy Richのドラムも熱くてグルーヴィー、ホーンセクションのキレもよく、実に痛快なアルバムだと思います。特に「Come Back To Me」が非常にスリリングかつグルーヴィーな曲で、イチオシですね。躍動感があってアルバムトップにピッタリ。本作のハイライトでしょう。「Ding-Dong! The Witch Is Dead」あたりもアップテンポのナンバーでカッコいいです。HMVで全曲
試聴可能。Sammy Davis Jr.って名前は知っているけど聴いたことない人って、意外に多いように思います。選曲も良くサウンドも温かいので、本作あたりから聴いてみるのもいいかもしれませんね。まだまだ過小評価な一枚だと思います。残念なのは10曲アッという間に聴き終えてしまうことですね。もう少し長かったら良かったのに…。カットされた曲があるなら完全盤とか出して欲しいなあ。