Wayne Shorterの傑作。定番です。
【No.580】
・Wayne Shorter:Night Dreamer (1964)
リーダー作はモチロン、多数の傑作に参加し、Jazz Messengers時代やMiles Davisグループ、70年代のWeather Reportでの活躍で知られる天才Wayne Shorter。今までも本ブログで名前を頻繁に出していますが、リーダー作を紹介するのは今回が初めて。本作はBlue Noteにおける1作目(コレ以前にもVee Jayにリーダー作を録音してます)。Blue NoteではHerbie Hancockが参加した3作目「Speak No Evil」が名盤として知られています。またグルーヴィーな代表曲「Yes Or No」を収録している2作目「Juju」も捨てがたく、この時期の作品は良いものばかりですね。最初に本作を紹介するのは、1作目ということもありますが、一番よく聴く作品だから。参加メンバーは、Lee Morgan(tp)、McCoy Tyner(p)、Reggie Workman(b)、Elvin Jones(ds)。私の好きなLee MorganとElvin Jonesが参加しているのが嬉しいポイント。同年録音の「Juju」は本作からLee Morganが抜けたワンホーンになってますが、本作では2管編成。共演の多いLee MorganとWayne Shorterですが、Morganとの2管はコントラストがあって個人的には好き。本作でも良いコンビネーションで上手くまとまっています。収録曲は全曲Wayne Shorterのオリジナル。グルーヴィーな「Black Nile」と、ピアノから始まる「Night Dreamer」がイチオシ。あと「Virgo」や「Oriental Folk Song」も好きだなあ。Shorterの曲は、中々文章では表現しにくいので聴いてみるのが一番かと(逃げです…)。HMV等で全曲
試聴可能。1作目らしく力の入った傑作になってます。タイトルどおりの雰囲気を持つ作品ですが、これはShorterだけでなくMcCoy Tynerの貢献度が大きいと思いますね。Wayne Shorterの作品中でも敷居が高くなく入りやすい作品だと思います。「Speak No Evil」もモチロンいいですけどね。