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カテゴリ:Soul・Funk・Blues
Marlena Shaw。77年の傑作。Patti Austinに続き女性ヴォーカルを連続で。
【No.582】 ・Marlena Shaw:Sweet Beginnings (1977) Marlena Shawといえば、何と言っても「Feel Like Makin' Love」を収録したBlue Noteでのアルバム「Who Is This Bitch, Anyway?」(1974)が代表作ですが、あまりに有名なのでスルーしております(笑)。本ブログでは、Blue Note以前の作品としてCadetからリリースされた69年の2nd「Spice Of Life」【No.237】を紹介済みですが、今回紹介するのは70年代後期の代表作として知られる作品で、Blue NoteからCBSへ移籍後最初にリリースされたアルバム。良く聴いた作品です。フリーソウルでも人気だったので幸い日本盤でリイシュー済み。Marlena Shawもジャズ・ソウル・フュージョンなどジャンルを横断しているシンガーで、コンテンポラリーさが魅力の一つですね。時代によってサウンドは変化していますが、先の「Spice Of Life」におけるゴッタ煮感(?)もカッコいいですし、本作のような洗練されたサウンドもはまっています。Marlena Shawはリズム感が抜群で、曲のタイプに合わせて何でも歌いこなせる万能型のシンガーだと思いますね。昔購入した時には70年代後半の作品ということもあり、サウンドがディスコっぽくなっていないか少し気になっていましたが、そんな心配は無用でした。バックを固めるのはJames Gadson(ds)、Jay Graydon(g)、Jerry Peters(key)等で、コチラも幅広く活躍している実力派ミュージシャン。アーバンでメロウな心地よいグルーヴとサウンドです。バックのコーラスもイイ感じ。本作では人気曲「Look At Me, Look At You」や、カバーの「Go Away Little Boy」、アップテンポの「Pictures & Memories」や「Sweet Beginnings」がオススメ。特に「Pictures & Memories」が痛快でイチオシですね。穏やかな「Walk Softly」「Johnny」や、楽しい「I Think I'll Tell Him」も好きな曲。Marlena Shawの存在感のある歌のせいか、どの曲もワンランク上の仕上がりに聴こえます。トータルでも高い完成度を持った傑作アルバム。HMVで全曲試聴可能。日本盤で比較的安く入手できます。爽やかで楽しいジャジー・フュージョン・ソウル(?)といった趣でオススメですよ。少なくともJazzではないので、Soulのカテゴリーに入れておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.26 21:39:07
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