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Wayne Shorterの傑作。
風邪やら仕事やらで新年の挨拶も遅れてしまいました。本年も宜しくお願い致します。 【No.584】 ・Wayne Shorter:Second Genesis (1960) Wayne Shorterについては昨年Blue Noteにおける1作目「Night Dreamer」【No.580】を紹介していますが、今回紹介するのは、Blue Note以前にVee Jayレーベルに録音されたリーダー作。リーダー作としては2枚目の作品です。コレも凄く好きな作品で、Blue Noteの作品群と同じかそれ以上に聴いていると思います。ワンホーンの作品で、同じワンホーンの「Juju」と比べても色気という点では優っていると感じます。ジャケもカッコイイですよね。本作は60年録音ですが実際発売されたのは74年。聴いていると、なぜに?と言いたくなる良いアルバムです。全8曲中、5曲がShorterのオリジナル。早くもShorter色が出ていて、独特のメロディーラインが聴けます。味わい深く色気のあるShorterのテナーが光っている作品で、Saxが好きな人は要チェック。丁寧な演奏が印象的ですね。参加メンバーは、Cedar Walton(p)、Bob Cranshaw(b)、Art Blakey(ds)とJazz Messengers色が濃いんですが、ワンホーンでShorterをフィーチャーしている形なので、Jazz Messengersのアルバムよりもムーディーな感じ。個人的にはクールでカッコいい「Ruby & The Pearl」、穏やかなテーマメロディーが素晴らしいShorter作「The Albatross」、スタンダード「I Didn't Know What Time It Was」がイチオシですが、Shorterのタイトル曲「Second Genesis」やグルーヴィーな「Tenderfoot」「Mr. Chairman」も良い出来で、カバー曲含め捨て曲はありません。アルバムとおして一気に聴けますね。メロディアスな曲が多くストレートな作風ですので、「Night Dreamer」と同じくジャズ初心者の方にもオススメできます。ただ残念ながら日本盤は廃盤。調べたところ輸入盤もショップによっては取り扱っておらず(Towerは無し。Amazonも在庫切れ)、困ったことになってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.17 17:35:59
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