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2009.03.22
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Lage Lund Trio。ジャズギター。心地よい作品です。イチオシ。
【No.591】 
・Lage Lund Trio + 1:Standards (2007)

Lage Lund(ラージュ・ルンド)はノルウェー出身のギタリスト。本作の前に1st「Romantic Latino For Ladies」(2006)を衝動(ジャケ)買いしていたのですが、是非スタンダード集が聴きたいなと思って購入。05年のセロニアス・モンク・コンペで優勝しており、若手の注目株です。モンク・コンペで優勝したギタリストでは、オランダのJesse Van Rullerが有名ですね。Lage Lundは、バークリー音楽院だけでなく、ジュリアード音楽院でも学んだという経歴の持ち主で、某雑誌のインタビューで、パット・メセニーが、今(当時)注目している若手ギタリストは?との問いに、このLage Lundの名をあげていたとのこと。先の作品や本作を聴いてみて、なんか納得してしまいました。1stはピアノを加えたQuartetでタイトルどおりラテン、ブラジル色が濃く、少しコンテンポラリーな感じですが、本作はよりストレートなジャズ。コチラの方が好きですね。前作同様アコースティックで弾いている曲も多く、これもイイ感じ。ソロギター演奏もありますし、サックスも曲によっては参加。実に色彩豊かな内容で、アレンジやアルバムの構成に関しても1stよりメリハリが効いていると感じます。傑作でしょう。ギターに関してはJim Hallの影響を感じますね。引き出しが多く、サウンドも美しく文句なし。何でも弾けるんじゃないの?って感じがします。日本での知名度は、まだまだといった気がしますが要注目なギタリストですね。収録されている曲は、Bill Evansのオリジナル「Turn Out The Stars」とLage Lundのオリジナル「Fitou」を除き、全てお馴染みのスタンダード。「Darn That Dream」「Stardust」「Time After Time」「A Beautiful Friendship」「Heres That Rainy Day」「I Love You Porgy」「Turn Out The Stars」「Moonlight In Vermont」「Spring Can Really Hang You Up The Most」「Fitou」が好きです(って殆ど全部ですね…)。Towerで全曲試聴可能。大音量で聴くと最高です。日本盤で入手できますので是非チェックしてみて下さい。それにしても最近ノルウェー出身のジャズミュージシャンって多いですね。

Lage Lund_Standards.jpg





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Last updated  2009.03.22 17:55:50
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