Bradley Williams Trioの傑作。好きなアルバムです。
【No.592】
・Bradley Williams Trio:The Next Sound You Hear (1991)
Bradley Williamsはシカゴのピアニストで、これは91年にリリースされ、その後入手困難になっていたもの。2007年に再プレスされ、その際に、たまたま購入しました。レア盤を掲載した書籍で紹介されているらしく、マニアの間では高値で取引されていた作品とのことですが、本も持ってませんし詳細は知りません…。ジャケとHMVレビューで気になって、試聴(あとにリンクはってます)して購入。ジャズでもレアなだけで中身がイマイチな作品もありますが、コレは傑作です。簡単に言ってしまうと、「ジャズピアノってコレだよね~」といった感じ(意味不明?)。スウィング感、豊かなメロディー、躍動感のあるソロ等、ジャズの楽しさが満載で、アルバム全体の雰囲気も凄く良いです。ジャケはスピリチュアルで内省的な雰囲気が漂ってますが、作風はベクトルが外向きでストレート。「The High & The Mighty」「For All We Know」「Portrait」「A Wonderful Guy」「Looking Back」といった優しく美しい曲が特に印象的ですが、「Willow Weep For Me」等のスウィング感溢れる曲、ファンキーな「Juicy Lucy」、少しラテンテイストの「You Stepped Out Of A Dream」も楽しく、一本調子ではない点が◎。Bradley Williamsの音楽的なバックグラウンドの広さが随所で感じられます。選曲・演奏も良く、ジャズピアノ好きの間で話題になるのが分りますね。大手から発売されても不思議ではない内容ですし、ジャズ初心者の方でも入りやすい作品だと思いますよ。本人のHPで一部
試聴可能。ネットショップでは既に入手困難になっているようです。店頭で見つけたら早めに買っておいた方がいいかも。