命・魂・生・声 柳美里
ちょっと、模様替えしてみました。なんだか苺ミルクみたいですよね。。。今日のテーマとは随分違うのですが。。。ちょっと前の本になりますよね。確か映画にもなっていたし、テレビでドキュメンタリーとかもやっていたような気がします。気にはなりながら、なかなか手にしなかった本です。未婚の母の出産と元恋人の癌というテーマが重たいので、元気なときでないと読めないかなと思っていました。読み出すと4冊あるのですが、あっという間に読んでしまいました。そして、この本に書かれていることは、本当に現実の話なんだと実感しました。語られている内容の重さが、リアリティーを伴って伝わってくるのです。そして、これを書いた作者の悲しみと苦しみと強さを思わずにはいられませんでした。真実は、本当に人を感動させると思います。でも、それを書く人はなんて凄いことをしているのだろうと、思うのです。この人は本当に身を削って生きているんだなと。ここに書かれている出来事から今は4年ほど経っています。今彼女がどうしているのかが、心配になってしまいます。。。そして、彼女の人生を応援したくなるのです。きっと、私は、次の本を手にしているのでしょうね。。。これが作家としての力量なのかも知れません。真実に向き合い、真実を語るとき、人を感動させることが出来るのですね。。。