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星野さんが北京五輪監督を受諾することになって、いろいろな所で影響が出ている。
巨人の滝鼻卓雄オーナーも「五輪中は（ペナントレースを）中断せざるをえないでしょう」と述べている。
２５日の正式発表後はこの流れが一気に加速する事を願いたい。

一方、日本のプロ野球の事務局は、現在、コミッショナー、セ・リーグ、パ・リーグの３つに分かれているが、これを一つにすべくはずの組織改編を放り出して、辞意を表明しているコミッショナー。
後任が見つからないらしい。
普通、コミッショナーの一声は「鶴の一声」のように物事が決まるのだが、この国の組織は変な所で民主主義を引っ張り出して、これを許さない。
オリンピックに向けて一枚岩で挑みたいと思うのは、野球ファンだけではないと思うのだが、
ピラミッドの頂点は形ばかりでその中身はない。

北京オリンピックの予選は今年の１１月。
１年間ペナントレースを戦い抜いた疲れた体と、実戦から遠ざかっている勘を取り戻すなど、選手個人にも沢山の問題を抱えるが、アジア各国が同じ状況である事を考えると、それほど大きな問題ではないのではないか？と想像できる。
一番重大な事態は、アジア予選を１位通過する事が出来ず、プレイオフ（世界最終予選）に回った時である。
時期は３月、「オリンピック本戦でもない、たかがプレイオフなのだから」と各チームのオーナー達、また選手本人が参加を控えた場合、最悪のことが起こる可能性もある。

「サッカー協会のモノマネじゃないか？」と言われても良いから、一刻も早く組織を簡略、統一し、金メダルへのベクトルを夢のある最強のものにして欲しい。