テーマ:撮影現場での話(174)
カテゴリ:映画
日本人の知能が低下している。
その下がった知能の人達が判りやすい映画を作っている。 たとへば 昭和39年 電気屋さんに人だかりがある。 ショウウィンドウの中にテレビがあり相撲の実況中継が聞こえる。 映画館で働いている少年が、人だかりの中でじっと寂しそうにテレビを見つめている。 これだけで十分に「テレビの時代がやって来たのだ」と判るし、 少年のUPショットはそのような芝居をしている。 それなのに、人だかりの中から聞こえるように「テレビ良いなあ」とセリフを言わせる。 この一言が少年のお芝居を台無しにしてしまう。 そこに、見ている人の感情はない、100人が観たら100人が同じ答えじゃないとイケナイと思わせられる。 ある意味、暴力だし、感情のレイプだ。 画一化された教育を受け、人と違った考えを罪悪とする教えが蔓延している。 こんな馬鹿げた作品が一番良いと考えるプロデューサーや監督がいるもの事実です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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