テーマ:撮影現場での話(174)
カテゴリ:映画
題名の通り、今日は今回の映画の中で、一番重要な台詞の撮影日でした。
場所は、埼玉県本庄市、駅から歩いて10分ぐらいの五叉路。 普段なら閑散として静かな街も、耳元でささやく重要な台詞を録音する為には、 街中の車と人声を静かにさせなければなりません。 エアコンの室外機の音だって気になる、部屋の中の作業の音、 側溝を流れる水の音、全部無しにしたいのです。 もちろん、そんな事は無理とわかっていても、 止める人にも「止めるんだ!」「静かにさせるんだ!」と言う気迫は欲しい物です。 結果は惨敗。 とても、大スクリーンで出せる音ではありません。 助手さんたちを、なだめ、すかし、怒り、ギャラリーにも気を払い、 数日前から「この日は特別の日」と解いて回っても、どうにもなりませんでした。 録音された音に対して無関心なのか、他人事なのか・・・ その場の数時間が無事に終わるように祈っているだけにしか思えませんでした。 私自身が仕事を依頼した助手さんですが、今日はとってもブルーです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 13, 2007 11:22:11 PM
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