テーマ:撮影現場での話(174)
カテゴリ:映画
始まりましたと言うか、やっぱりというか、
昨日の、上海撮影初日から今日に至るまで、映画撮影によくある話。 演出部と俳優さんの考え方の違い。 上海に来て、撮影初日に今回の映画の中で一番重いシーンと言われるくらいの場面を いきなり撮影するという、監督をはじめとしてた、俳優に対する配慮の無いスケジュールを組んだ演出チーム。 かたや、自分の考えをトコトンまで披露して、それに対する答えが曖昧だとさらにエキサイトする俳優(女優) 事態は、この映画が空中分解する一歩手前までいきましたが、そこはみんな大人・・・ 昨今の撮影は(日本人監督でさえ)撮影は「素材集め」と考え、 俳優は同じ芝居を何度も求められ、機械の一つと考える人たちが多い。 今回の監督は香港人なので、もちろんそれ。 撮影をしいても、どの芝居をどこまで使うのかさえ決まっていない。 俳優達は、命を削るような芝居をして渾身の精神力を注いでいるのにだ・・・・ そこに軋轢が生じ意見の対立まで発展する。 今日は和解をしたが、完全な状態ではないはずだ・・・ これから約2週間、一触即発の状態はつづく。 緊張感のある仕事ができそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 30, 2007 01:26:56 AM
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