テーマ:スポーツあれこれ(11325)
カテゴリ:スポーツ
ホンダがF1撤退を表明した事で、
F1界は「高コスト体質見直し」の流れになってきた。 FIA(国際自動車連盟)はコスト削減のために2010年からの「統一エンジン導入」を提案してきたが、「エンジン開発こそF1の根幹」と唱える、削減に消極的だったチーム側も態度が変化してきた。 これは、コスト削減を本気で進めないと、さらにコンストラクター(F1製造者)を失い、F1そのものの存続をも脅かすと考えるからだ。 少々強引だが、この話を日本野球会に置き換えてみよう。 近鉄バファローズがNPBからの脱退を余儀なくされたとき、他のチームはどういった態度を取ったか? 「資本主義原則の立場からして、チームの存続はそのチームの経営手腕によるものが大きい。これを機会に、さらに淘汰して別のリーグを創設すべきだ」という、 とんでもない意見がまかり通ろうとしていた。 今回のF1界の意見とは全く相反する態度だ。 そこには、どんなに弱小であれ、 優勝争いや表彰台に上る事ができないチームでも、 「同じフィールドに立つファミリー」と考える意識の希薄さがあるからだ。 ファミリーは全員が健康でなければ維持していく事ができない。 そこには、扶養家族もいれば大黒柱もいる。 そして、その中で切磋琢磨されていくのだ。 家計は全員の収入を合わせ、必要なところに分配され、 決して、大黒柱のみが裕福な暮らしをして、 他の家族が切り詰めた生活をしたりするものではない。 先日、ロッテへの入団を断った「長野久義」には、 子供の頃からの夢である「大黒柱」になる事しか頭にないようだが、 NPB(日本プロ野球機構)が、もっと「ファミリー意識」を持っていたなら、 「まずはその一員になる事こそが第一歩だ」と考える事ができたのかもしれない。 どんな世界でも、リーグ(ファミリー)の存続が最も重要な事なのだが、 その為にチームの存在を忘れる事はない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 7, 2008 08:08:36 AM
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