カテゴリ:時事ネタ
今朝の朝日新聞に、寂しいニュースが1つ。
東京お茶の水にある「カザルスホール」が来年3月で閉館になるらしい。 文化財級のパイプオルガンがある室内楽ホールとして、1987年につくられた。 席数は511、コンサートホールとしては小さいが、その空間と音響は優れたものらしい。 昨年12月には、大阪フェスティバルホールも50年の歴史を閉じた。 (2013年には新しくできるらしいが・・・) 世界的不況もあるが、こういった形に現れない音の空間が次々に取り壊されている。 海外に目を転じると、こういった建物は「残していこう」と努力されているが、 悲しい事に我が国は、採算に合わないものは「取り壊し」の運命だ。 子供の頃、長崎の大浦天主堂まで歩いて10分のところで育った。 この教会は床が木材で出来ていて貴重なものだ。 その為、空間の響き具合が石で出来ているものと全く違ったものになっている。 しかし、現在この教会に行ってみると、 大きなスピーカーからこの教会を案内する放送が流れている。 親切の押し売り、音の空間が台無だ。 ちょっとだけでいい、初めて入る建物があったら、耳を澄ましてほしい。 海外旅行でそんな事にであったら、大切な思い出だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 4, 2009 10:37:10 AM
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