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キリンチャレンジカップ　日本代表 vs チリ代表

気持ちのいい試合だった。
4-0での快勝だったから言うのではない。
ボディコンタクトを恐れずやっている選手達に拍手を送りたいのである。
特に、長谷部と本田
前半早々に、倒された駒野もその後に意地を出した。
代表デビューした山田も、飛ばされながら頑張っていた。

先日読んだ本に、こんな事が書かれていた。
2000年頃に金子達仁氏が、川口能活と中西哲生を二子山部屋に連れて行ったそうである。
そのとき川口が「この子は凄く可能性があるから二子山部屋の初稽古をみせてあげて」とその時のチームメートも連れて行く事になった。
初稽古を見て、川口自身も「戦う力」に強烈なインパクトを受けたらしいが、
その後の、ちゃんこ鍋を横綱と囲んでいろんな話を聞けるとなった時、
そのチームメートは「彼女とデートがあるから」と帰ったらしい。

そのころから、彼のプレースタイルは「敵をいなし、接触を避けボールを操る」スタイル。
2002年W杯時には、代表から外れた。
ボディコンタクトを怖がらなかった中田英がいなくなった現在の日本代表で、
中心的存在だが、昨日の試合ではその選手の出場がなく、
チーム全体が非常に頼もしい日本代表に思えた。
右サイドに、ひ弱でマークの出来ない、内田がいなかったのも幸いだった。

レフェリーも正当なチェックにはホイッスルを吹かない素晴しいゲームコントロールだったと思う。