テーマ:映画ニュース(1430)
カテゴリ:映画
題名の数字を見て、「ピン!」とくる方は、
映画のポスプロ作業に携わっている方に違いない。 この、千分の一の数字の違いが、人の五感に分かるのか? 映画は1秒間に24枚の画を映している。 正確には、24枚の画を2回ずつ見せて1秒間の間に48回「パカパカ」している これが、テレビ(ビデオ)になると1秒間に30枚の画を見せているのだが、 同じように2回ずつ見せて、60回「パカパカ」している。 しかし、テレビは1枚の画としてではなく、線で表現しているので、 線が画面の最後まで行くと、始まりの所まで戻らなくてはいけないのだ。 これが問題! 映画のポスプロ作業では、今やパソコン抜きでは考えられないのだが、 ビデオで作業を進める方が、簡単だしコストダウンに繋がる。 そこで、最終ダビング作業は、23.976コマで行われているのが現実。 最終的に、フィルムに焼き付けるのだから、24コマに戻すのだが、 この「千分の一」スピード変えると、音に大きく影響する。 いままでは「しょうがない事」と諦めていたのだが、 ここ1週間の間に、「千分の一違う音」を、あるスタジオで聞き比べていた。 さらに、どういう作業をしたら「千分の一」スピードを変えても、なるべく同じ音になるのかを検証した。 長い間、映画のポスプロ作業をさせてもらっているが、 こんな経験は初めてでした。 書きたい事は沢山あるのだけど、これ以上は超専門的になるので、 興味のある方ご連絡を・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 20, 2011 01:41:49 AM
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