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サッカーを観戦するのには、目的にあったスタンドレベルで見るとより楽しめる。

まずは価格も安いアッパーデッキで生観戦をおすすめ。
テレビ画面を通じて入ってくる情報の数倍の情報が得られる。
慣れてきたら、すこしづつピッチレベルに近い所へ観戦ポジションを移してみよう、すると、選手のポジショニングが把握しづらくなるのが分かるはずだ。

俯瞰で見ていた情報と同じ物を、距離感だけを頼りに頭の中で構成し直す作業が生じるからだ。
これが出来ると、ボランチやトップ下と同じ感覚でパスコースが見えてくる。

選手達は、ボールを持っていない時にいろんな所を見ている。
その情報の収集能力によって、
自分にはどれくらいのオープンな時間があって、
どれだけのボールコントロールが出来て、
どんなパスをどのように出す事が出来るか把握できるようになる。

選手は1秒で100点の答えを出すより、
0.5秒で80点の答えを出す方がいいときもあるが、
2秒かけて120点の答えを出せるときもある。
これらを状況によって使い分けるようになる事が、情報収集能力と判断力だ。
世界レベルのエースといわれる選手は、常に0.5秒で120点の答えが出せる努力を惜しまない。

日本代表が世界レベルと対等に戦うには、
Jリーグのレベルアップはもちろん、サポーターのレベルアップによるサポートも必要不可欠だと思う。
サポートチームの選手であろうが、ダメな選手には毅然とした態度を取りたい。
敵チームや審判にブーイングするだけがサポーターではないはずだ。