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セミファイナルでスウェーデンに勝利したなでしこジャパン。
ワイドショーでもとりあげられ、
ファイナルでの対戦相手の弱点・・とか、
勝利する為には・・・とか大騒ぎでだ。
何はともあれ、サッカー界の裾野が広がるのは良い事だ。

解説者やワイドショーではなでしこの弱点は一切報じない。
原発の怪しい所は報じられないように、報道管制が敷かれているのかと思ってしまう。

体格の無さ
これは周知の事実だ、直せない弱点。
それを集団でのパスサッカーで乗り越えようとしている。

ここで指摘するのは、依然として治らない修正出来る弱点だ。
ディフェンスラインでボールを回す。
前線にフィードしたり、ボランチに楔を打ったりする為だ。
今はこのボール回しが弱点になっている。

敵は、網を広げジワリジワリと追いつめてくる。
そして、罠にかかると一気に仕掛けてくる。
苦し紛れに出したパスは、楽にカットされる。
前方に出されたパスは、まだ良いのだが、横や下げた時はさらに危険だ。
スウェーデン戦の失点は、「澤」本人が重要マークなのに、あのパスだった。
狙われていながらの失点だ。

さらに、ディフェンスラインのパス回しがうまく行っても、
フィードの精度が著しく悪い。
上手く繋がっても、体格の小さい日本人だとキープ出来ない。
7割以上が、敵に奪われている。
ゴールキックが繋がる確率はそれ以下だ。

ならばどうするか・・・？
FWが「はたいて」、前を向いている選手が拾う。

ディフェンスの数を増やす為にボランチも守備に回っている。
FWのフォローをする為には、
今のポジションだと長い距離を走らなければならない。
FWがあと5m下がって、全体がさらにコンパクトになればこの距離が縮まる。
MFのフォローも楽だ。
溜を作るのか？前に出すのか？
この判断力が上がれば、さらに攻撃は厚くなる。

個人的には、後半の両サイドバックの勝負に期待している。