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朝日放送系の「熱闘甲子園」と言う番組をご存知だろうか？
夏の高校野球のダイジェスト番組なのだが、
打球を追うカメラの画像は「球のUP」ばかりで、
どこへ飛んで行ったフライなのかさっぱり分からない。
極端なことを言えば、セカンドフライもセンターフライも
「打球のUP」では変わらない画像だ。

カメラマンA「俺、打球をカメラで追うのがこんなに上手いんだ」
カメラマンB「俺は画面いっぱいに打球を捉えられる、打球の回転も分かるぐらいだ」
と、張り合っているかのようだ。

この「技術の押し売り」の映像では、とても野球を知っているカメラマンとは言えない。

このような映像が、フジテレビCS放送の「プロ野球ニュース」でも見る事が出来る。
私は番組に対し、再三再四この事を指摘したのだが、
改善されるでもなく、
むしろ、この「打球のUP」の画像が増えている傾向にある。
（東京ドームの試合、楽天の仙台の試合　などは最悪だ,）
これでは、野手がどんな風に打球を追っているか分からないし、
ファインプレーをしたとしても捕球した瞬間だけの映像になってしまう。

投手が投げた球を打者が打つ
打球が舞い上がる。
打球はどこまで、どんな勢いで飛んで行くのか？
野手は打球に対して捕球できる体勢で走っているのか？
クッションボールの処理に入ろうとするのか？
一歩も動かずに、フェンスをオーバーする打球を見送る外野手なのか？

自分が野球を肉眼で見た時に、どんなふうに野球場を見ているのか？
よーく考えて、野球の画像を捉えて欲しい。