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テーマ:楽器について♪(3648)
カテゴリ:閑話
コーヒー入りのコーラ?ナイス商品やんっ!買おっと。しかし、自分で普通に作れそうですけど、高確率で美味しくないんでしょうね(^_^;)昼休みに試してみようかな。
===================================== この時期になると必ず思い出すライブがあります。後天的な要因で障害者となった人達が滞在・通所する施設への訪問です。本日完結! 拍手に迎えられステージ・イン。ストラップを肩に掛け準備OKのサイン。それを受けて「ウォーク・ドント・ラン」のイントロがスタート!相変わらず4拍子で割り切れない絶妙なリズムイン(^_^;) アレは絶対おかしいってば(^_^;) ↓お父さん!ベンチャーズお勧めですよ↓ 【Rock/Pops:ヘ】ベンチャーズVentures / Walk Don't Run - Best Of The Ventures (CD) (Aポ... ベンチャーズ/スーパー・ベスト vol.1 ↓でも実はビーチボーイズが好きだったりします(^_^;)↓ The Beach Boys『Keepin’ The Summer Alive / Beach Boys ’85』 The Beach Boys『The Beach Boys Ultimate Christmas』 ↑画像はありませんが、クリスマス物らしいです↑ 一曲目から総立ち!とは当然なりませんが、歓声を上げたり手を振ったりと各々の感情表現。所長の言葉に偽りは無いようです。曲が「雨の御堂筋」「京都の恋」と進んだ頃、最前列で見ていた年輩の女性が頻繁にうつむいているのに気付きました。その直後、女性の目からは大粒の涙が・・・。断言はできませんが、彼女の記憶の栞と私達の演奏がどこかで重なった結果の涙だったのかもしれません。 いよいよステージもクライマックス。ドラマーの「ダイヤモンドヘッド&パイプライン!!」のかけ声と同時に足下のエフェクターをスイッチオン。テケテケ開始っ!う~ん歪んでるぅ ( ̄^ ̄) 響いてるぅ ( ̄^ ̄) ステージ狭しと右へ左へ!最後は観客の中に飛び込み、テケテケテケテケテケテケテケテケ~♪で大団円。あの頃の私、飛んだり跳ねたり元気でした(^_^;) 温かい拍手に送られ控え室へ。しばし休憩の後撤去、となるのですがイマイチ居心地が悪い(^_^;) 他のメンバーよりも機材が多いので、頃合いを見計らって一足先にバラすことに。まさに【祭りの後】の会場に戻るとソコに少年がポツンと・・・。 黙々とバラしを続ける私と、ソレを見守る少年。沈黙を破ったのは少年でした。【注・諸事情につき讃岐弁表記を省略させていただきます(^_^;)】 「・・・さっき黒いギター弾いてたおっちゃんでしょ?(^_^)b」 「お、おっちゃん(´。`)おぉ?・・・そう黒いギター弾いてたおっちゃんよ(^_^メ)」 確か当時26歳 σ(^▽^) 「聴いててくれた?」 「うん・・・あのね・・・カッコよかった(^_^)」 昔から子供と高齢者にはウケの良い私 σ(^▽^) 中間層が、ずんべらぼんと無い。 「そぉ?ありがとうな。今日は家族の人と来たの?」 「うん、お父さんとお母さんとお姉ちゃんと一緒にね。ボクがここでリハビリしてるから」 「そぉか・・・」 「おっちゃん楽しそうに弾くね、ギター」 「ん?」 「他の人はちょっと怖い顔で演奏してたけど、おっちゃんは凄く楽しそうに見えたよ(^_^)」 ブレない視線でおっちゃんを連発。子供だからと侮れません、洞察力は見事です。 「楽しいよ、ギター弾いてる時はね(^_^)b」 お姉ちゃんとお酒飲んでる時も、と付け加えたかったのですがさすがに飲み込みました。 「いいなぁ。練習するの?」 「ん~・・・しな・・・するする、すっごいする(^_^;)」 「僕はリハビリ嫌い・・・痛いから。でもみんなと一緒に運動会とか遠足とか行きたいからね・・・」 「痛いの?」 「うん、凄く痛いよ。痛いからってリハビリしなかったらどんどん痛くなる。毎日少しでもいいから動かしなさいって先生は言うけどね」 本当に辛そうに喋る少年の目を真っ直ぐに見つめ返せませんでした。辛そうな顔を一転させ、また喋り始めました。 「ね?ね?ね?僕もギター弾けるかな?弾きたいな」 「弾けるよ、練習すれば(^_^)b リハビリの先生と同じ事言うけど、毎日少しずつでも練習すれば必ず弾けるようになる。リハビリも続ければ運動会にも出られるし、徒競走で一番にもなれるぞ!」 少年に喋りながら自分に言い聞かせる私がそこに居ました。 「頑張ってみようかな、リハビリもギターも」 「無理はしない程度にな(^_^)b」 「うんっ!」 「躰が冷えるし、そろそろお父さん達の所に帰らないと心配するぞ」 「わかった!おっちゃんバイバァイ(^o^)ノシ ・・・今日はありがとう!またねぇ!ありがとう!!」 拙い演奏を恥じながらも、私の耳に届いた少年の「ありがとう」そして「女性の零した涙」何物にも代え難いクリスマスプレゼントになりました。あの少年、今頃は中学生でしょうか。弾いているんでしょうね、ギターを。 会場をバックミラーで眺めながら帰路に。車が心地よく加速し始めた頃、フロントガラスに雪が落ちてきました。 <終> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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