旧譜でごめんねっ！～音楽は記憶の栞～

えぇぇ！また寒くなるんですか？どぉなのよ、湯割子ちゃん！！
「はい、金曜までおまちくださいね、でもその前に寒くなる予想です(^_^)b」
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　春の暖かさが待ち遠しい毎日、いかがおすごしですか？桂・細川俊之・水割です。温かい飲み物を隣に置いて、ほんの少しリラックスタイム。ＢＧＭは何になさいますか？「棚から一掴み！」してさしあげましょう。お気に召しますでしょうか？ウエス・モンゴメリー、ゆったりと「再生！」です。
　ジャズギターを語る時、いえ、ジャズそのものを語る時でさえ避けて通れないであろう偉大なる名前ウエス・モンゴメリー。このアルバム「Fusion!」はストリングスとの共演で、彼独特のサムピッキングから放たれるハーフトーンが見事にそれらと融合。他のアルバムで聴けるようなハードバップフレーズとは一線を画した仕上がり。

↓すいません、画像無しですが↓
ウエス・モンゴメリー・ウィズ・ストリングス／フュージョン！＋4

　しかし、当然堪能できるWes節。絶妙とも言える弾かないフレーズで曲中に「間」を与え、物語を構成。例えるならばそれは日本の古典話芸。まさにギターを抱いた「桂米朝」。結果ストリングスを引き立て、タイトル通り「Fusion!」。
　エレキギターをジャズ楽器として確立させ、フュージョンサウンドの先駆者とも言える彼。パット・メセニー、ジョージ・ベンソン等のフォロアーを残しただけではなく、音楽各分野に自身のスタイルを刻み込んだとも言えるのではないでしょうか。

　おやおや・・・あまりの気持ちよさに眠ってしまったようですね。夢にいざなってくれるギターサウンド、スローテンポの中に叙情性が垣間見えるソロ。そこに貴方は何を見つけますか？是非「再生！」です。お相手は桂・細川俊之・水割でした。

↓コチラもお勧めですね↓

　ウエス・モンゴメリーフル・ハウス+3

↓名盤です↓

　ウエス・モンゴメリーインクレディブル・ジャズ・ギター