旧譜でごめんねっ！～音楽は記憶の栞～

一応の解決でしょうか？立てこもり事件。次に活かされないであろう課題だけを残しながら、亡くなられた機動隊員のご冥福をお祈りいたします。
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　そうです、土曜出勤しております(^_^;)

　共同経営を打診され、返事の即答を迫られたのは前述の通り。

　内容がどうであれ（実際は重要）、相手の腹の内がどうであれ（これも大事）、無駄に返事を引き延ばすわけにもいかない。気を持たせられた結果、泣いた経験は私も少なくない。

（;´_`;）

　携帯のメモリーを呼び出し、発信ボタンを押した。

「おう、今大丈夫か？(^_^)」
「問題ないで。えぇ返事か？(^_^)」

　携帯電話のメリットは、名乗り合わなくてもよい部分だと思う。

「焦っとんか？困っとんか？どっちや？(^_^;)」
「・・・ん？(-_-;)」
「普通にオイシイだけの話ではないだろ？(^_^;)」
「両方やな。焦って困っとる(-_-;)」

↓見てませんが↓

[DVDソフト] 俺たちの旅 二十年目の選択

　聞けば、事業展開を考え準備していた支度金を持ち逃げされたと、旧友は重い口を開いた。当然、それを信じるか信じないかは私次第。

「大変っちゃぁ大変やな、それ(-_-;)」
「だろ？まぁ、それは俺のミスでもあるからな。それとは別にして一緒にやらんか？(^_^;)」

　昔から前向きなヤツではあったが、更に磨きがかかっていた。しかし、私は持ち逃げを別に考えられるほど人間が成長していない。

↓なかなかねぇ・・・↓

正しく儲ける「起業術」

「どうや？やらんか？やろうで！！(^_^)」
「・・・悪いの・・・今回はその話、乗れん(-_-;)」

　情にほだされる前に結論を述べた。当然その理由も付けて。

「・・・そぉかぁ、無理かぁ。商売っ気の強い水割ならいけると思うんやけどなぁ。・・・そしたら、保証人だけでも無理か？(-_-;)」

　おそらくコレが彼の核心だろう。保証人。

「共同経営が無理なら、保証人も無理だろ？(^_^;)　人を保証するほど人間できてないぞ、まだ」

　保証人は時として補償人へと変わる。

「そぉかぁ・・・スポンサー的な立場で居ってもらえたら・・・」

　食い下がる気持ちは痛いほど解った。しかし、食い下がれば食い下がるほど、私の決意は揺るがない。
　旧友にも種類があるように思う。机を並べただけのクラスメートから、部活で汗を流し有った者同士、趣味で時間を共有し有った者同士など。

「広告なりデザインなり、出来ることがあったら手伝うわ。今回の件はスマンけど乗れん」
「えぇ話やと思ったんやけどの」
「また連絡くれ。あんまり無理すんな、追い込むなよ」
「お、おぉ。また・・・」

　調子が一変した声を耳に残し、通話終了のボタンを押した。
　学ぶことの少ない我がオヤジの口癖は「ツレを大事にできんヤツは人間のクズじゃ」であり、妙に納得してしまう。
　今回は「断る」事でツレを大事にしたと思いたい。内容はどうであれ、私を頼ってきた者へ納得できる回答を出せなかったことに自責の念は残るのだが・・・。

↓負けは負けです。勝ちは勝ちです↓

負けて勝つ大八車の真商人

　今後の彼の活躍に期待したい。
＜終＞