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旧譜でごめんねっ!~音楽は記憶の栞~

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2007/07/09
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カテゴリ:閑話
いや、しかし・・・オモロイ国です、中国。パンダはぱんだ!犬は犬!!動物保護団体とかが騒ぐんでしょうかね?(^_^;)
================================
 前回からの続きです。手抜きと言わないで(;´_`;) 週明け早々体調不良(;´_`;)

 キャスティングも無事に(?)決まり台本作りへ。当然皆さんご存知の【金の斧と銀の斧】ですが・・・。
 我々の作品、木こりが三人登場します。正直な木こりは金の斧と銀の斧を貰い、嘘つきの木こりは何も貰えない。それを見ていたアホな木こりが、何でもかんでも湖に放りこんでメチャ怒られる、挙げ句には自分が落ちてしまう。当時としては、やがて来るであろう環境破壊問題を見据えたモノでした(私が一番つまらない役柄)。

↓またもやソップ童話でしょ(^_^)b↓

イソップどうわ(2)

↓い、イソップぅぅ~(;´_`;)  もうえぇ(^_^;)↓

 スクール★ウォーズ 5

 週に一度のクラブ活動では時間に余裕が無く、昼休みや放課後にも練習。ところが先輩女子のハヤシさんがかなりルーズ(´。`) 「忘れてた」は常套句で、約束の時間に来ないこともしばしば。当然停滞する本作り。それは、悲劇への序章だったのです。

 それでも訪れる本番当日・・・。

【開演一時間前・小雨が降る中、舞台袖に全員集合。ハヤシさんと先生はまだ現れず】(タイプライターの効果音はご自分でよろしく、哀愁)
 台詞の確認を仕合ながら衣装に着替え。小学生特有の一緒に頑張ろう感が漂います。
「私が、お弁当持ってきたよぉ!の台詞言ったら、ニコって笑ってよ」
「え・・・えぇ。笑ってなかった?練習で(^_^;)」
「う~ん・・・もっと笑って」
「はい(-_-;)」

【開演五十分前・先生到着】
「楽しく演じなさいよ、みんな(^_^)b」
(* ̄0 ̄)/ オゥッ (* ̄0 ̄)/ オゥッ (* ̄0 ̄)/ オゥッ (* ̄0 ̄)/ オゥッ (* ̄0 ̄)/ オゥッ
「・・・で、ハヤシは?」
「得意の遅刻(´。`)」

【開演四十分前・進む最終打ち合わせ】
「ジン!オマエ自分がやりたい言うて最後のオチなんやからな、爆笑取れよ」
「サキ君、そんなプレッシャーやめて(´。`)」

 そんな会話の中、エッちゃんが叩く私の肩。

「ん?何?ちゃんと笑うから?(^_^;)」
「・・・あれ、見て・・・(-_-;)」

 呆然と一点を見つめるエッちゃん。彼女が指さす方向は舞台袖に設けられた窓。そこから見えたモノは。
 小雨の中、朝礼台に正座させられてズブ濡れでうなだれているハヤシさんの姿だったのです。

「ぬぅあぁぁっ!!!!!うそぉぉん ヽ(゚∀゚ゞ) うそぉぉん」

 私の声に気付いたにわか劇団員達もあんぐり。
 一瞬で事態を飲み込み、ハヤシさんの担任に掛け合うも、遅刻した罰の一点張り。さらに本人も了承している条件での遅刻だとか。

「んな、アホな!俺、頼んでみる(;´_`;)」

 顧問に半泣きで懇願するジンの声が控え室代わりの教室に響きました。

「センセがみんなで作れ言うたんちゃうんかっ!!・・・このっクソジジイィ(-_-;)」
「・・・爺だろうが、婆だろうが結構。さて、六年生が先頭になってどうにかしなさい、君達のできる範囲で。水割できるか?」

↓朝礼台でこんなん出ました(^_^;)↓

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↓インパクトに欠けるなぁ(^_^;)↓

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【開演二十五分前・決断】
「無理や、やめようで」

 ムードメーカーのサキ君がうつむいたまま呟きました。

「やめる・・・んか?やってみようで」
「出来ませんが一番ダサイと思います。失敗してもやったほうが・・・」

 打ちひしがれた五人が出した文殊の知恵は、開演を延長させること。全員で直訴し十五分間だけ先生の話で場を繋げてもらえることに。

「これでどうするんや?湖の精が不在の物語を演じるん?」
「・・・ちょっと待って!湖の精おるやん。・・・エッちゃん、全員の台詞完璧やろ?」
「え?・・・うん湖の精は全部言える・・・と、思う」
「間違えてもえぇわ、内容外してなかったら。オチが無くても物語はめでたしで終わるけど、湖の精は必要やん?エッちゃんが湖の精でヤロう」
「水割、オマエ・・・なんでそんなに大胆なん?」
「あほぉ(-_-;) 止める方が怖いわ。ジン泣くなイチイチ(^_^;)」

 取り繕いチャンピオンの私が出した決断に一同納得。
【嘘つき木こり】妥当にハセガワ君
【その父親】順当なサキ君
【正直な木こり】当然の如く私
【その母親】まじめなエッちゃん
【アホな木こり】他にいないのでジン
【湖の精】ブーイングをはねのけてハヤシさん

 このキャスティングは変更。

【嘘つき木こり】変わらずハセガワ君
【その父親】これも変わらずサキ君
【正直な木こり】大胆と呼ばれる私
【その父親】クソ爺発言のジン
【湖の精】急遽ヒロインに抜擢のエッちゃん
【朝礼台預かり】ハヤシさん(-_-;)

 緊張とは別物で駆け上がるテンション。準備不十分なまま開幕。そして始まるナレーション。

「とある山奥に一人の正直な木こりが住んでいました・・・」

 結果ですか?
 ・・・えぇ(^_^;) ヤンヤの喝采で幕を閉じることが出来ました。
 めでたし、めでたし。





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Last updated  2007/07/09 10:28:18 AM
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