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テーマ:ё・ぼ・や・き・ё(1794)
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8月15日。各地で行われる平和への祈り。それでもまだまだ願いは通じないのか、醜い争いや愚かな行為が続いています。62回目の夏も暑くなりそうです・・・。
================================ 早朝、打ち鳴らされる太鼓で起床。道場の中は当然、外回りも掃除。その後着替えて座禅。四十分程の黙想が終われば稽古開始です。 ↓すげ!専用を売ってますな(^_^;)↓ 剣道試合用具。九櫻(くざくら) 太鼓 バチ付(太鼓木枠/塩地材) JH820 【試合用具】 「朝イチやしな、軽くいこうか!ハイ防具無しの稽古(^_^)b」 師範はニヤリとするものの、防具無しの意味は二時間みっちり「素振り」を指します。 「前進後退正面打ち・・・はじめぇいっ!」 「イッチッ!ニィッ!サンッ!・・・」 次第に動かなくなる肩。握りが緩めばそこが擦れ、最終的には皮がめくれます。床を蹴る両足の親指付近も同様。紅葉のような手をテーピングで保護するも、汗と反復運動ですぐにゴミ箱へ。 ↓入門時に配られる面手拭いには平常心の三文字。懐かしいな(^_^;)↓ 面手拭"平常心” 「肱が上がってない!脚が動いてない!声が聞こえてこんぞぉぉっ!」 「イッチッ!ニィッ!サンッ!・・・」 「山田が声小さいな・・・もう百本追加ぁっ!」 クソっあの野郎!と思うものの、いつ自分の名前が呼ばれるかと内心ヒヤヒヤ。追加の百を終えた時、申し訳なさそうに皆へ謝る山田の姿を見た時「連帯感」が生まれました。暑い、汗が目に入って痛い、苦しい、皮がめくれて痛い・・・それは誰も同じ条件だと気付いた瞬間でした。 そう、敵はヒトツ。師範なのです。まぁ、そう思わせるのも師範の罠なんですけどね(^_^;) 繰り返される、稽古と食事。恐ろしいもので人間「慣れる」ものです。 「試合させてやる。中学生がアタマになってチーム組め!ポジション(先鋒・次鋒・中堅・副将・大将)も自由でえぇぞ」 試合は絶好の休憩稽古。ま、あその代償は大きいのですが(-_-;) 「ルールはチーム総当たり戦。勝ち数最下位のチームは防具装着のまま・・・正木坂往復やぞ(^_^)b」 ほらね?そんなモンです、運動部って(^_^;) ↓剣道で検索してみよぉっとカタカタ ( * ̄▽)o"_/| ・・・嘘や(-_-;) こんなん嘘や(;´_`;)↓ そこで身に付いたものが何か?それは実際私自身にもわかりません。あれから二十年以上経って、今こうして書き記せる事が財産なのかもしれません。 その後も続けて合宿に参加。一時期竹刀を離したものの、コーチとして招聘されその後監督へ。二十名ほど歳の離れた後輩を引率して再び柳生道場へ。 「私が・・・」 バスを降り師匠の荷物預かり、それを肩に登る正木坂は何も変わっていませんでした。 「桂先生、何も変わらんなぁ(^_^)」 「はい・・・あの頃のままですね(^_^)」 ↓ほんま、何でもあるな。竹刀は別として愛用していた竹刀袋↓ 左・ 柳生新陰流 袋竹刀 中・“金箔風”極上漆塗革ツバ 【剣道具・竹刀付属用品・革鍔】 右・8号帆布藍生地 竹刀袋 2本・3本・L3本入【剣道具・寶船・竹刀袋】 そして同じように迎えていただいた住職。 「ここはね・・・また戻ってきていただける、そんな道場なんですよ」 そうおっしゃる住職に頭を下げ、後ろに控える子供たちに向き直りました。 「全員荷物解いて胴衣に着替るぞ!十五分で道場へ整列!以上っ!」 蝉の声がとても近くに聞こえる、そんな夏の朝でした。 <おわり> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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