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2009年03月11日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
図書館で借りて読んだ本のメモです。

第1章 外国語と日本語の違いを意識する から

国語教育の軽視が外国語教育の弊害となっていることについての説明
日本の国語教育で、「表現技術」を学習していないことが起こしている弊害の例

1.説明の技術(相手が理解しやすい論理的な説明の方法を身につけていない。客観的な表現が出来ない←主観と事実の混同)
2.描写の技術(あるものを見て、それを見ていない人が正確にそのイメージを描けるよう情報を伝達する術を身につけていない)
3.明確に言う技術(察しの文化の日本では、省略が多い)
4.質問の技術(5W1Hを軸とした具体的な質問が出来ない)
5.返答の技術(具体的に答えない)
6.分析の技術(対象のどの部分に対してそのように感じたのか分析できない)

「表現技術」と聞いてもピンと来なくて、「表現技術って何?」と思いながら読みはじめましたが、読んでいると、ちゃんと出来てないことばかりで、「日本語でできないのに英語で出来るわけないじゃん」という気持ちになりました。

国語の授業というのは、単に漢字を習い、本をスラスラ読めるようになるだけのためのものではなく、「言語技術」を学習する場 であるべきである という筆者の主張を「そうだったのかー」と思いながら読みました。
国語を12年以上習いながら、そういう認識はかなり薄かったです。

日本語の会話では、見たり、聴いたり、読んだりしたことについて、印象や感想を求められることはあっても、そうしたことに対して自分なりの批評を求められることは滅多にありません。それは批評家の仕事であって、一般人は、「よかった!」「素晴らしかった!」「感動した!」と感嘆詞を並べられれば十分・・・
個人の心の中にある感動を無理矢理に言語化させるのは無粋


私は↑な所があって、英語の細かく具体的な点が苦手なのですが、感想を聞かれたら、"It's interesing."とか"I like it."で終わらず、"Because, ..."と続けられるようにしないといけませんね。



-----追加-----
第4章 「説明」の技術 のところで、
説明がわかりにくいと情報がどのように変質するか ということを理解するためのトレーニングが紹介されていました。

時計の説明文を聞いて、絵を描くというものなのですが、この絵が見事にバラバラなのです。
バラバラになったのは、読まれた説明文がわかりにくかったためで、説明が悪いと情報が正しく伝わらない のが実感できました。

「最初に掛け時計って言ってよ~。形とか大きさとか分からないと、描けないじゃん!」って思いますもん。

以下、ビックリしたところ
ドイツの教育では、生活で必要な説明能力を培うために描写のトレーニングを行う。
開始年齢は早く、小学2年頃から技術的なトレーニングが始まる。
単純な物の描写から、段階を追って一枚の絵の描写にまでつながっていき、美術館で絵を見たり、美しい情景を見たりしたときに、そのイメージを相手に伝え、知的で教養ある会話ができる人物を育てるように配慮。
「描写(説明)の原則」に則って行う技術が身に付くと、この技術は速やかに外国語に転用できる

今更、仕方ないですが、英語教育と言うよりも、こういう国語教育を受けたかったなぁ。
効果的な説明の方法、論理的で無駄のない報告文、記録文の描き方、有効な質問の仕方、文章の要約の技術・・・などは、欧米の国語教育で根幹をなしている言語技術だそうです。
こういうのを日本語で受けていれば、もっと英語の上達が速かったかも・・と思いました。

「道案内」の方法も学校で技術として学んでいる というのもビックリ。

----------------------
口頭説明の原則
・概要から詳細へ
・空間的秩序
・時間的秩序

・ナンバリング
・ラベリング






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最終更新日  2009年03月13日 08時27分11秒
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