季節風にのって

凄い急勾配の住宅地を通って、石碑もあったので、ここが切通しなのかと思っていたら、

10メートルくらい先を歩いている大学生風の三人組が『うぉ～！マジかよぉ！！！』と奇声をあげています先を見るとスリップ注意の看板が。恐々近づくと

ひぇ～どろどろの砂利道、それにデコボコの穴だらけショック

ここを登るンだぁ・・・でもそれは甘い考えでした。

その先はもっと険しく、山道なんて物ではなく、ロックククライミングの世界戻る事もできず、パパが手を貸してくれようとしましたが、ここで私が転んだらパパもろともなので、いいよ、一人で上がるからと決心し、ゼイゼイ言いながら頂上の源氏山公園に到着

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　源氏山公園の源頼朝像

歴史探訪どころじゃなかったでも、航には、『昔の武将は、あの道を鎧兜を着けて駆け上がってきたんだねえ・・・』なんて講釈しちゃいましたこの先は整備された道を通って鎌倉駅のほうに出ることができます。と、航が途中にあった獣道（はっきり言って崖です。）を通って帰ろうと言い出しました。膝ガクガクの親2人は即、却下すぐ先の自販機でお茶を買い、水筒に詰め、重い足で山を下り始めました。

途中、銭洗弁天があったので、『パパの会社が儲かりますように』とお参りし、500円玉を洗って来ましたが、う～ん、あそこの神社には、いい気が流れていなったかもしれないなぁ・・・航は入り口の鳥居がいくつも重なっているのを見て『すげ～！テレビで見た！！！』と感激してました。

鎌倉駅にも程近くなった頃、閑静な住宅街の中にクロスステッチのお店を発見少しだけクーラーの風に当たり涼ませていただいたので、サンタさんの図案を一枚買って帰って来ました。さすが鎌倉、ご自宅の敷地の中にあるセンスのいいお店でした。

お昼は何でもいいやと思っていたら、航が『お蕎麦屋さんがいい』と言い出し、お蕎麦好きのパパも『そうだよね。』お蕎麦屋さんはたくさんありますが、並んでいたり、子連れで入るには気が引けたり、今一そうだったり・・・結局八幡宮の側に来てしまったので小寿々で食べる事にしました。高いし量も少ないんだけど、他に入っても美味しいかどうかわからないから、まあ良いかと言う事で

航は胡麻だれの冷やしうどん、私達はとろろ蕎麦と2人で盛を1枚追加しました。ところが航のうどんが先に来て、あっと言う間に食べてしまい、お代わりのはずの盛蕎麦は航の物に　そして言うに事欠いて、『あと2杯は食べられる』食べ盛りはマックでも連れて行くんだった

私は生地屋さんのスワニーに行きたかったので、そこから別行動。パパと航は鎌倉幕府最期の地、東勝寺跡へ・・・

スワニーにはたくさんの惚れ惚れするような生地が・・・今年も出身幼稚園のバザーに出店するので、通園バッグに合いそうな生地を4、5種類買って来ました。１時間くらいでパパから『終わって、駅前のニュージャーマンの2階に居るよ。』とメールがあったのでそちらに向かいました。

すると何だか二人が険悪な雰囲気パパが『良かったよ、ママが来てくれて』こんな事は滅多にないんですが・・・後から聞くと、超コミコミのマックに航はどうしても入りたいといいパパは入りたくないと、ごねる航をほっぽらかしてマックを出てしまったらしいんです思い知ったか！いつも父と息子の間に入り、薇に入り細に入り気遣いをし、身も細る思いのこの母の偉大さを

雲行きも怪しくなってきたので、また総武線に乗り、我が家に向かいました。男2人は爆睡駅ビルで、お惣菜を買い、ご飯を炊いてお汁を作り『こんなんで、ごめん！』と言うと子どもたち、『毎日こういうのがいい』私が疲れて不機嫌にご飯を作っている間、電車に引き続き寝ていたパパは私と子どもたちを取り持とうと、訳のわからない説教と言うか言い訳と言うか、一生懸命してくれてました。ま、いいやね　

歴史探訪も、体力勝負だねえ・・・なんせ、遅く産んだ子なモンで航は夏休みの自由研究にしたいそうで、夏休みは残りの切通しを制覇するそう。航は食わず嫌いみたいな所は何事にも多くて、今では『明日も鎌倉にいきたい！』と言ってます。明日も行くのは体力的に無理だけど、そう思ってくれて、くたびれた甲斐がありました。

　　　　　　　　　　　　　　　　よかった、よかった