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居心地屋やまぢ 女将のブログ

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Soyumi

Soyumi

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2006年09月21日
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カテゴリ:家族
今日は、長女の18歳の誕生日です。

今、長女は広島に住んでいます。

だから、電話で『おめでとう』って言うだけです。





18歳。

私が長女を産んでから18年経ちました。

よくまあ、ここまで育てたなぁと、少し自分に『お疲れ様』って言いたい。


でもそれよりも、仕事ばかりしていていろいろと我慢ばかりさせてきたから、、、
 
本当は娘に『ごめんなさい』を言いたいのです。




娘が6歳の時、私は広島の家を飛び出して母のいる宮崎に来ました。

『広島の家と宮崎の家がとなりにあればいいのに』

・・・遠慮がちに言った長女。



今の主人と結婚しようと考えていたとき

『(広島の)パパとママと、一緒に住みたい』

・・・一度だけ、泣いて言った長女。



小学4年生のとき、

『ママがおばあちゃんになった時に寂しくなるとかわいそうだから
                 
                               ・・・結婚してもいいよ』


小さな声で、そう言った長女。




貧乏をしていたから、『スイミングをしたい』と言っても習わせてあげられなかった。

安いからと言って習わせていたピアノの教室で、先生にすごく嫌な思いをさせられていた事、一言もいわずに頑張っていた長女。

一度も体験入学もせず、先生もよく知らないのに習わせていた私。

ごめんね・・・




中学2年になって、マンションを買ったので転校。

転校先でいじめられて、ぐれてしまった長女。

理由も言わずに一人で苦しんでいた。

私は、服装や生活態度の乱れに、ただただ怒るだけだった・・・

ごめんね・・・



高校生になって、自転車で1時間以上かかる道を頑張って通っていた長女。

私は、夜遊びや、お酒や、タバコを見つけて、いつも怒ってばかりだった。

そして、2年になってすぐに高校をやめざるをえなくなった長女。



たくさんの可能性の芽を、摘み取ってばかりいた私・・・



家出して実の父親のところに行ったけど、そこで怒りをかって3ヶ月でいられなくなって・・・



もうだめだ、この子は・・・変わってしまった・・・



でも、

親が諦めかけた娘を、神様は決して見捨てられませんでした。

神様は、長女をとてもとても愛しておられました。

神様が、私達の想像できない方法で、長女を招いておられました。



広島の田舎の教会で、長女は自分のいる場所を見つけました。

高校中退した子や、髪を黄色く染めた子がたくさんいる教会。

ゴスペルがあふれている、元気な教会。



今、長女はその教会の近くに住んでいます。

アルバイトをしながら、教会の集会には必ず出席しています。

長女は、もう一度高校に行って保育士になりたいと言っています。

今も見た目は怖いくらい『ヤンキー』ですが、心の中はとても綺麗です。



ごめんね、ママを許してね。

神様、ありがとうございます。




そんな気持ちの、娘の誕生日です。






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最終更新日  2006年09月21日 22時31分27秒
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