カテゴリ:家族
今日は、長女の18歳の誕生日です。
今、長女は広島に住んでいます。 だから、電話で『おめでとう』って言うだけです。 18歳。 私が長女を産んでから18年経ちました。 よくまあ、ここまで育てたなぁと、少し自分に『お疲れ様』って言いたい。 でもそれよりも、仕事ばかりしていていろいろと我慢ばかりさせてきたから、、、 本当は娘に『ごめんなさい』を言いたいのです。 娘が6歳の時、私は広島の家を飛び出して母のいる宮崎に来ました。 『広島の家と宮崎の家がとなりにあればいいのに』 ・・・遠慮がちに言った長女。 今の主人と結婚しようと考えていたとき 『(広島の)パパとママと、一緒に住みたい』 ・・・一度だけ、泣いて言った長女。 小学4年生のとき、 『ママがおばあちゃんになった時に寂しくなるとかわいそうだから ・・・結婚してもいいよ』 小さな声で、そう言った長女。 貧乏をしていたから、『スイミングをしたい』と言っても習わせてあげられなかった。 安いからと言って習わせていたピアノの教室で、先生にすごく嫌な思いをさせられていた事、一言もいわずに頑張っていた長女。 一度も体験入学もせず、先生もよく知らないのに習わせていた私。 ごめんね・・・ 中学2年になって、マンションを買ったので転校。 転校先でいじめられて、ぐれてしまった長女。 理由も言わずに一人で苦しんでいた。 私は、服装や生活態度の乱れに、ただただ怒るだけだった・・・ ごめんね・・・ 高校生になって、自転車で1時間以上かかる道を頑張って通っていた長女。 私は、夜遊びや、お酒や、タバコを見つけて、いつも怒ってばかりだった。 そして、2年になってすぐに高校をやめざるをえなくなった長女。 たくさんの可能性の芽を、摘み取ってばかりいた私・・・ 家出して実の父親のところに行ったけど、そこで怒りをかって3ヶ月でいられなくなって・・・ もうだめだ、この子は・・・変わってしまった・・・ でも、 親が諦めかけた娘を、神様は決して見捨てられませんでした。 神様は、長女をとてもとても愛しておられました。 神様が、私達の想像できない方法で、長女を招いておられました。 広島の田舎の教会で、長女は自分のいる場所を見つけました。 高校中退した子や、髪を黄色く染めた子がたくさんいる教会。 ゴスペルがあふれている、元気な教会。 今、長女はその教会の近くに住んでいます。 アルバイトをしながら、教会の集会には必ず出席しています。 長女は、もう一度高校に行って保育士になりたいと言っています。 今も見た目は怖いくらい『ヤンキー』ですが、心の中はとても綺麗です。 ごめんね、ママを許してね。 神様、ありがとうございます。 そんな気持ちの、娘の誕生日です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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