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カテゴリ:息子
私の10歳の子供は両親日本人のなのに日本語の読む書く話すが全く出来ない。
全て日常生活は英語だ。生まれた時から両親が共働き。世話はフィリピン人のお手伝いさんがしてくれていた。 よく「それで日本人なのか」といわれるが、彼は香港で生まれ、香港で育ち、英語でコミュニケーションをとり、友人はほぼ日本国籍以外の子供たちだ。数少ない日本人の友人とも英語で会話をする。彼の中には日本というアイデンティティーが全くないのだ。私も妻ともこのあたりは「いつかは覚えてくれるだろう」という楽観した教育スタンスであったのも原因ではあるとは思うが、しかし彼ははっきりという「僕は日本人ではない。日本香港人だ」と。 どうなのだろう「それでもあなたは日本人の両親から生まれた、日本国のパスポートを持つれっきとした日本人なのだから、日本語を憶えるのは宿命だ」というべきなのだろうか? ここで彼に日本を強要することは、かつて日本が朝鮮半島、中国を次々と植民地化して日の丸を掲げさせ「ここは日本国が統一したのだから日本語を覚えろ」とした歴史とどうしてもダブらせてしまうのは私だけだろうか。 わたしのかつての香港の上司が。。。 「今の君の息子に日本語を強要する事はよくない。かえって性格を曲げいい影響は無いでしょう。しかし彼がいつかは日本語に関心を持ち、日本語を覚えたいと思ったときは何も障害が無いし、君も彼に全身で協力すべきだ」 息子が「パパ?ぼく日本語勉強したい」という日を待ちわびながら、今日も日本語で息子に説教をたれる。。。俺っていったいなんなんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月15日 01時52分46秒
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